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同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト

2018/5/28(月) 10:58配信

BuzzFeed Japan

「始まった2人の生活」

2人の転機となったのは、2017年12月。増原は東と「離婚」し、パートナーシップを解消した。

翌年の1月、勝間は増原に自分の気持ちを打ち明けた。出会ってから2年が経っていた。そして、2人は一緒に暮らし始めた。

料理も整理整頓も得意な勝間が、家事の大半をになう。増原は食器の片付けや花の水やりなど細々としたことを担当する。

穏やかで、平凡で、幸せな生活。「男性と暮らすのも、女性と暮らすのも変わらない」と勝間は言う。

でも、一つ大きな違いがある。それは女性と暮らしているということを公表するか、ということだ。

周囲に打ち明けられない

恋愛に関する本も書いてきた勝間は、これまで自分の男女交際についてもオープンに語ってきた。しかし、女性との交際となると話が違った。気にかかるのは、家族の反応だった。

交際を始めるときに、家族には打ち明けた。見守ってくれている家族には、影響が出ないようにしたい。

勝間のセクシュアリティを定義するならば、男性も女性も恋愛の対象になる「バイセクシュアル」や、性別に関係なく人を好きになる「パンセクシュアル」かもしれない。

彼女はそうやって自分を定義づけることにあまり関心がない。人生において、男性を愛したこともあり、今は増原を愛している。愛したのは、その個人であり、性別ではない。

でも、世の中には、離婚した女性の再婚は祝福しても、その女性が同性と暮らすことには批判的な人もいる。

「自分のことだけだったら、もっとはっきり言えるんです。でも、それだけじゃないですから」

友人たちにも増原のことはほとんど話さず、お互いに撮影したり、二人で一緒に写ったりした写真はネットにアップしないようにした。

「2人で旅行にもいけない」

同性を愛しているということ、一緒に暮らしているということを秘密にするのは大変な作業だ。写真をアップしないだけでは止まらない。

勝間の仕事場でもある家に人が来るときには、増原は隠れなければいけなかった。二人で食事をするときも、交際がバレるのではないかと気を使う。

そして、それぞれの分野で公に活動する二人が交際していることは、遅かれ早かれ、気づかれる可能性が高い。

増原の紹介で知り合ったLGBT当事者たちは、堂々と自分らしく生きていた。その姿が眩しかった。

「いつまでも黙っていたら、友達に紹介もできない。旅行にもいけない」

それは、自由に、自分らしく生きられないということだ。カミングアウトして、自由に、自分らしく生きる。愛する人と一緒に。

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最終更新:2018/5/29(火) 9:29
BuzzFeed Japan

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