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「信濃の国」作詞、浅井洌の書紹介 県立歴史館がミニ展示

5/31(木) 7:01配信

長野日報

 県立歴史館(千曲市)は、県歌制定50年となった「信濃の国」を作詞した浅井洌(きよし)(1849~1938年)に関するミニ展示を千曲市の同館で開いている。「浅井洌の書を見る」と題した展示で、「信濃の国」の全文などを自筆した軸や短冊、愛用した文具などを紹介している。6月17日まで。

 歴史館によると、浅井は国文や書道を教えた県師範学校(現信州大学教育学部)教諭で、和歌や漢詩に詳しく達筆だったとされる。「信濃の国」は依頼を受けて1899(明治32)年に作詞し、県歌には1968年(昭和43)年に制定された。また、教え子の依頼で県内各地の学校歌を作詞。同館の調査で、現在の茅野市北山小学校の記念式歌や、駒ケ根市中沢小学校の開校記念の歌など約70の校歌などが確認されている。

 展示では浅井が約100年前の17(大正6年)年に自筆した掛け軸「信濃国」(同教育学部所蔵)、飯田市追手町小学校の校歌額を並べた。愛用した筆や硯、携帯用の筆と墨入れが一体化した「矢立」も紹介する。同館は「県歌の作詞者としての一面だけでなく、書の先生として達筆であったことを紹介するとともに、作品を通じて浅井洌の人となりに思いを寄せてほしい」としている。

 開館時間は午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)。休館日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)。常設や企画展示室は入場料が必要だが、ミニ展示は無料。問い合わせは県立歴史館総合情報課(電話026・274・3991)へ。

最終更新:5/31(木) 7:01
長野日報