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W杯メンバー、「忖度ジャパン」「おっさんジャパン」とスポーツ紙 2紙は一面取り上げず

2018/6/1(金) 17:08配信

BuzzFeed Japan

ロシアW杯に臨む日本代表23人の発表から一夜あけた6月1日。スポーツ新聞各紙(関東版)の1面を見ると、今大会に対するメディアの関心度の低下がうかがえました。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

サッカー日本代表を1面にもってきたのは6紙中4紙。デイリースポーツは阪神の3連敗、東京中日スポーツは中日・吉見の2勝目と野球の話題を取り上げました。

デイリーとトーチュウのことだから通常運転...と思ってしまいますが、4年前ザックジャパンのメンバー発表の際は「大久保驚弾宣言」(デイリー)、「ザックサプライズ 大久保」と他の4紙と並んで大久保嘉人の選出が1面でした。

サプライズがなかった発表について、ニュースバリューは低いと考えたのかもしれません。

関心の低さは新聞に限らなかったようで、スポーツ報知はブラジル大会では408人いたメディア関係者が、今回の発表では286人に減ったと報じています。

大きな驚きもなく、無風だった会見。メンバーの顔ぶれでは勝負できないと考えた各紙がネタにしたのは、23人の平均年齢28.17歳と過去大会で最高齢だったことです。

見出しにも「おっさんジャパン」(サンスポ)、「年功序列ジャパン」(スポニチ)、「オールドジャパン」(トーチュウ)と年齢に関するものが並びます。

サンスポの取材に応じた釜本邦茂さんは、開口一番「年寄りばっかだな」と弾丸シュートな感想を述べているのも印象的です。

日刊スポーツは「忖度ジャパン」

辛辣だったのは日刊スポーツで1面に「忖度ジャパン」の文字が躍ります。とはいえ1面の記事を読んでも、どうして「忖度」なのかはわからず。

この日からスタートした連載記事「フットボールの真実」の中で「結果、ネット上では、ずっとやゆされた『忖度ジャパン』が完成したと、痛烈にこき下ろされた」と言及があるくらいでした。

ちなみにネット上で「忖度」が使われているのは、日本協会が「電通」「スポンサー」に配慮し、実力以外の部分で選手が選出されているとの報道によるもの。この部分書かないと、それこそ忖度じゃ...。

この日刊の連載自体は面白く、西野朗監督の全日程が終了したことを知らずに「プレーオフは続きます」と話すなど、ベルギー、ポルトガル、オランダといったリーグの格を判断材料に、中島翔哉や久保裕也を選考から外したと書いています。

各紙がロシアに向かう23人の選手のプロフィールを紹介してますが、特に光っていたのが「スポーツ報知」。各選手にキャッチコピーをつけているのが、これがオヤジギャグ全開で笑えます。

<左サイド・マモーレ>(長友佑都)、<ゴール一撃KOボーイ>(武藤嘉紀)とストレートなオヤジギャグに、<天才!たかしの好調バズーカ>(宇佐美貴史)、<その守備力プレミア付き>(吉田麻也)とビートたけし好きなのかなと思わせるネタも。

<泥にまみれろよ>(岡崎慎司)、<取れないゴールがあるものか>(香川真司)、<スタープラチナ>(柴崎岳)と年代を感じさせる漫画ネタも豊富。

整理記者(見出しを考える記者)が楽しんでいる様子がうかがえました。

なおBuzzFeed Japanでは6月1日20時00分から、ロシアW杯の日本代表の展望や、ハリル解任の是非、さらにカタールW杯までも語る番組『BuzzFeed Japan 2018FIFAワールドカップロシア大会日本代表決定特番「これでいいのか日本代表」』をTwitter LIVEで生配信します。

最終更新:2018/6/1(金) 17:08
BuzzFeed Japan

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