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首都圏の中古マンション、全エリアで成約単価上昇 タワマンは高額取引、1R・1Kは築5年で下げ止まり

6/2(土) 22:00配信

MONEYzine

 公益財団法人 東日本不動産流通機構(レインズ)は5月14日、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の4月度の不動産流通市場動向について発表した。

 首都圏の4月の中古マンションの成約件数は前年同月比2.3%増の3,237件で、3月に続いて前年同月を上回った。地区別では東京都区部が同4.8%増の1,386件、多摩が同2.1%増の293件、千葉県が同6.9%増の421件で前年同月を上回った。一方、埼玉県は同2.4%減の370件となったほか、神奈川県では横浜・川崎市が同5.8%減の554件で3カ月ぶりに前年同月を下回った。神奈川県のその他のエリアは同10.4%増の213件で3カ月連続で前年同月を上回った。

 中古マンション1平方メートル当たりの成約単価は、9カ月ぶりにすべての地域で前年同月を上回った。地区別では、東京都区部が前年同月比1.4%上昇の75万4,300円で2012年10月から67カ月連続、多摩が同1.1%上昇の38万1,700円で3カ月連続でそれぞれ前年同月を上回った。神奈川県の横浜・川崎市は同4.9%上昇の48万3,400円、神奈川県のその他のエリアは同0.4%上昇の31万300円、埼玉県が同8.6%上昇の30万4,000円、千葉県が同5.9%上昇の27万9,200円だった。

 一方、株式会社マーキュリーは5月17日、東京23区の2017年の中古マンション流通動向を発表した。

 築年数別の中古マンションの平均価格を見ると、平均して2LDKが3LDKを上回り、築9年(2008年竣工)と築14年(2003年竣工)が高値で取引される傾向にあった。具体的には、築9年では2LDKが7,948万円で3LDKが6,936万円、築14年では2LDKが7,842万円で3LDKが5,149万円だった。一般的にマンションは築年数が経過すると価格が下がる傾向にあるものの、築9年と築14年については築1年(2LDK 8,849万円、3LDK 7,651万円)に次いで高値で流通した。これは、千代田区・港区・中央区の都心3区を中心に、高額なタワーマンションが多く流通したことが要因にあると同社は分析している。

 また、1R・1Kの中古マンションの平均価格は、築1年が3,327万円、築2年が2,607万円、築3年が2,523万円、築4年が2,387万円、築5年が2,134万円で、築5年以降は取引価格に大きな差がみられず、ほぼ同水準で流通した。築10年は1,963万円、築15年が2,219万円、築19年が1,942万円だった。

 東京23区では高額な中古タワーマンションも数多く流通しており、昨年の平均取引価格を押し上げるなど、首都圏の中古マンション市場は底堅く推移しているようだ。


(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

最終更新:6/2(土) 22:00
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