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保護猫5匹と暮らす人気作家 始まりは家に寄ってきた野良猫だった

6/2(土) 14:00配信

sippo

『亡国のイージス』『終戦のローレライ』などで知られるベストセラー作家・福井晴敏さん(49)。『機動戦士ガンダムUC』の原作や『宇宙戦艦ヤマト』最新作など国民的人気アニメの現場でも活躍する。実は、あまり知られていない顔がもう一つ。行き場のない猫たちを保護して新しい飼い主との縁をつなげる「保護猫カフェ」を支援し、自身も野良出身の5匹の猫と暮らす愛猫家としての姿だ。

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 福井さんと猫たちとの生活が始まったのは、約6年前のこと。淡水魚などを除けば、幼い頃に実家にいたシーズー犬以来のペットだったという。最初に飼い始めたのは、近所で目立っていたボス的な存在の野良猫、その名も「ノララ」君(推定9歳)。よく香箱座りでたたずんでいたので、当時の呼び名は、「スフィンクス猫」。

「カミさんと幼稚園児だった息子が、なつかせて家の前まで連れてきたんですが、俺の仕事場の窓で、『寒いから入れてくれ~』と催促してくるようになったんですね。入れてやると勝手知ったるわが家のように寝て、温まると出て行く。うちに入るタイミングを計って押しかけて来るようになり、近所の方からもオブラートに包んだ苦情を受けるに至ったので、『お前、うちの子になるか?』と」

 しかし、野良猫を家の中で飼えるようにする方法がわからなかった。家族会議の結果、近所にある保護猫カフェ「CATS&DOGS CAFE」に教えを請うことに。

 店長・吉田智代子さん(50)のアドバイスで、ノミや寄生虫を駆除し、血液検査や予防接種を受け、マイクロチップも入れてもらう。こうして「福井家の猫っぽかった猫」は、正式に「福井家の猫」になった。

「猫のことはよく知らなくて、人とコミュニケーションが取れる印象がなかったんです。でも飼ってみると、考えていることがわかる。ノララは『このまま外で生き続けたら、そんなに長くないだろうな』と自分でわかっていて、いくつかの選択肢の一つとしてわが家に来る判断をしたんだろう、とか。福井一家と会ってみて『この家なら大丈夫』と思ったんじゃないかな」と福井さん。

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最終更新:6/2(土) 14:00
sippo