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日本の現状を打破するため障がい者専門タレント事務所が発足...野望は「芸能界の一大勢力!」

6/3(日) 16:00配信

スポーツ報知

 日本最大規模の障がい者タレント専門芸能事務所「Co―Co LIFE(ココライフ)タレント部」が発足した。

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 高次脳機能障がいの作家でミュージシャン・小林春彦(31)と、車いすのタレント・梅津絵里(40)、代表の岡安均氏が5月下旬、取材に応じた。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、日本も少しずつ障がい者への理解が進み始めている。

 最近ではテレビや雑誌などのメディアが、リオデジャネイロや平昌などのパラリンピックで活躍したパラリンピアンをこぞってバラエティー番組に出演させたり、次世代のパラアスリートを特集した番組を放送したりするようになった。

 しかし、障がい者の社会進出やエンターテインメントへの起用が盛んな欧米に比べ、日本はまだまだ“起用の仕方”がわかっていないというのが現実だ。

 そのような現状に一石を投じようと、今年3月1日に新しい芸能事務所が設立された。特徴は「多様性」。所属タレントがそれぞれ抱える障がいは、車いすや義足などだけではなく、精神障がいやダウン症、視覚障がいなど多岐にわたっている。同事務所では、芸能人としての自覚が必要とし、タレント同士の意見のぶつかり合いも歓迎、事務所としての見解も1つにまとめる必要はないという。

 論客として知名度のある小林が口を開いた。まず「メディアがパッケージ(取り扱い)する時に障がい者は、お笑いかお涙にしかならないのが違うなと感じています」と舌鋒鋭くチクリ。

 小林は21歳の頃の07年、障がいや病気のある小中高校生・大学生の進学と就労への移行支援を通じ将来の社会のリーダーを育成するプロジェクト、東大先端科学技術研究センターによる「DO-IT Japan」に第1期生として参加、現在も関わりを継続している。

 自身が抱える「高次脳機能障がい」「視野狭窄(きょうさく)」など“見えない障がい”について理解を深めてもらおうと、年間数十回の講演活動を行なっている。東京パラリンピックについても「限られた予算を、またも身体の方にもっていかれちゃうのかと考えてしまう。今の福祉は、高齢者と身体障がい者の独占状態ですから」と現状を説明した。

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最終更新:6/3(日) 17:26
スポーツ報知