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<話題>化粧品関連の一角が高値を更新

6/4(月) 8:30配信

モーニングスター

 6月1日のマーケットで、化粧品関連の一角が高値を更新した。ファンケル<4921>、シーズ・ホールディングス<4924>は年初来高値を、資生堂<4911>、コーセー<4922>は上場来高値を更新。インバウンド(訪日外国人観光客)関連としての人気の根強さがうかがわれた。

 JNTO(日本政府観光局)によると、18年4月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比12.5%増の290万1000人。分母が大きくなってきたため伸び率は鈍化しているが、17年4月の257万9000人を32万2000人上回り、単月として過去最高を記録。1-4月の累計は1051万9000人と最速ペースで1000万人を超過している。

 一方、各社の今期の連結売上高予想は総じて保守的。決算期の違いで一概には言えないが、18年7月期に526億円(同22.6%増)を見込むシーズHDを除くと、ファンケルの19年3月期は1145億円(前期比5.0%増)、資生堂の18年12月期は1兆3300億円(同2.8%増)、コーセーの18年3月期は3230億円(同6.5%増)と、1ケタ台半ばまでの伸びだ。この日、連日の年初来高値更新とはならなかったポーラ・オルビスホールディングス<4927>は、18年12月期に前期並みのインバウンド売上しか見込まず、通期の連結売上高予想を2540億円(前期比3.5%増)としている。

 インバウンド需要における単価の伸び悩みを想定してのことだろうが、お土産としてだけではなく、本国に戻っても店舗やEコマースの利用によるリピートが需要を支える側面を持つだけに、注目の怠れない展開が続きそうだ。

(モーニングスター 6月1日配信記事)