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カウントダウンが始まった久保建英のバルサ復帰

6/4(月) 18:14配信

ムンドデポルティーボ日本語公式

 今日、久保建英は17歳になる。バルサのドレッシングルームにタケが戻るカウントダウンが始まった。

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 インファンティル昇格後にFIFAの制裁を受けたタケは、しばらくは試合に出場できない状態にも耐えていた。しかし、状況が改善しないことを悟ると、2015年3月に母と弟と共に帰国する。バルセロナに馴染んでいた少年にとっては難しい決断だったが、今後のプランを18歳になったときにバルサに戻るという設定に変更したのだ。

 日本に戻ってからもタケの進化は止まらなかった。2017年に15歳でFC東京のトップチームにデビューすると、今シーズンはU-23とトップチームの両方に出場している。日本代表としてはU-20でプレー。バルサ復帰にフォーカスして日々成長を続けている。

 タケは2009年に横浜で開催されたFCバルセロナキャンプに参加すると、同キャンプのテクニカルディレクターだったオスカル・エルナンデスの尽力でバルサ入団テストを受けた。今でも久保ファミリーとの関係を維持しているエルナンデスは言う。「彼らはバルサだけを考えている。他のクラブからのオファーには耳を傾けていないよ。彼らはクレ(バルサファン)なんだ」エルナンデスは、タケがPSG、チェルシー、レアル・マドリードからの問い合わせに答えていないことも明かした。

 タケは内気な少年だが、ヨーロッパの環境に適応するメンタルを持つ特別な日本人だ。寿司もあまり好きではない。フットボールに関して言えば、戦術レベルにおいて日本でかなり先進的な選手である。戦術は日本のフットボールが抱えている大きな欠陥だ。タケのお手本はメッシやイニエスタである。

 バルサはタケを戻すことを真剣に考えており、ホセ・マトリ・バケーロとギジェルモ・アモールは日本での試合をフォローしている。アモールは「我々は彼を“スカウティング“しているが、その成長には目を見張るものがある」と語った。「特別な状況にあるので、我々はたびたびタケやその家族と話している。法的に認められる年齢に達したとき、そのレベルが一定の水準にあれば、彼はバルサに戻るだろう」

 18歳になったとき、タケはまずバルサBに入団するはずだ。順調に行けば、その後カンプ・ノウでデビューすることになる。家族が代理人を依頼するのは、ピケやラキティッチ、ユムティティを顧客にもつアルトゥーロ・カナレスになるといわれている。

 タケは1年に1度バルセロナを訪問している。フベニールBにいる元チームメイトたちと顔を合わせ、トレーニングを共にするのだ。彼らとプレーするタケを見ても、狭いスペースを巧みに抜ける技術は切れを増し、インテリジェントかつ直感的な判断力は優れ、得点感覚も失われていなかった。

 バルサに戻っても、タケはFC東京で進化したように成長を続けるだろう。上手く行けばあと1年だ。多くのファンが、この日本の才能がバルサに復帰することを願いつつ、その日が来るのを指折り数えている。

執筆者:Ferran Martinez

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