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遠藤航、リオ組の矜持とともにロシア・ワールドカップに臨む【インタビュー】

6/4(月) 12:48配信

GOAL

3-4-3のポジティブな面と課題

クラブでの代表選出会見で日の丸にしたためた決意――。「まず出場すること!! 国を背負って戦います!」。自分の立ち位置を理解している。しかし、それでは決して満足できない。経験豊かな選手が多い中で、「リオ組」の責任感と自分たちの世代が果たさねばらなない役割をよく認識している。そのためにはピッチに立たなくてはならない。ロシア・ワールドカップの本戦メンバーに選出された遠藤航、25歳。代表発表直後の5月31日、本大会に臨む強い思いを聞いた。

――ロシアワールドカップ代表選出おめでとうございます。

選ばれることができて非常にうれしく思います。W杯という舞台は小さい頃からの夢だったので、素直に今、うれしい気持ちでいっぱいです。

――初の世界大会の経験は2016年リオ五輪でした。子どものころからの夢、ご自身にとってW杯はどういう存在でしたか?

W杯は日韓大会(2002年)や、最近だったら南アフリカ大会(2010年)をすごく覚えています。国を背負って戦う舞台で、本当に強いチームばかりが集まる大会です。国際大会という点で言えば、実際オリンピックを体験してみて、見てきたものと体験しているものは、全然違いました。今回のW杯も間違いなく厳しい戦いになると思います。全力でやりたいです。

――W杯は夢からいつ具体的な目標になったのですか?

目標となったのは、初めて日本代表に入ることができた時です(2015年8月EAFF東アジアカップ2015決勝大会)。その時からやっと日本代表というものが、W杯というものが目標に変わってきました。

――それでは5月30日のキリンチャレンジカップ・ガーナ戦についてお聞かせください。西野朗監督最初の試合でしたが、0-2で敗戦。この結果をどう捉えていらっしゃいますか?

監督が代わって最初の試合で。システムを変え新しいことにチャレンジをして、結果、両方セットプレーで失点してしまいました。負けたこと、結果に対しては非常に残念ですし、間違いなく勝たなければいけない試合でした。でも、出場した選手はうまくいった場面もあったと言っていましたし、実際チャンスを作ったシーン、ポジティブな要素もいくつか見えました。そこに対してはこれからいいアプローチができるんと思っています。

――ポジティブな要素とは具体的にはどういうところですか?

3-4-3 をやる時のメリットは、相手の4バック4枚に対して、ウイングバックが高い位置を取れば5枚で勝負できるところだと思います。前の人数を増やせる部分がすごくメリットになる。昨日の試合も何回か、(ボールを)前に入れた中でシャドーやボランチが関わって、(右ウイングバックの原口)元気選手の突破だったり、(左ウイングバックの長友)佑都選手の突破ができていました。ああいう形はあのシステムをやる上ではすごく大事な攻撃の形だと思います。

――一方、守備面は、どう見ていらっしゃいましたか?

立ち上がりは、少し前から行こうというようなゲームプランで入りました。でも、なかなか前から行けずに、相手が長いボールをシンプルに蹴ってきたので、それに対して、少し対応が難しい状況もありました。やっぱり(相手の)サイドバックに対してシャドーの選手ではなくウイングバックの選手がいかにプレッシャーに行けるか、が前から行く上ではすごく大事だと思います。そこはまだちょっととまどいながらやっていたかなと思います。でも、外から見ていて後半はすごく良くなっていた印象があります。あとは、リスクマネジメントの部分、そこはもう少し改善できるかなと思うシーンはありました。

――そのリスクマネジメントというのは、選手のスライドの部分?

それと、あとはFWの選手がどれだけ残っているのかどうか、どういうポジショニングを取っているのかですね。FWの選手の位置で後ろの選手のポジショニングは変わってくると思うんです。ガーナ戦は、相手のワントップに対して少し後ろに残り過ぎていたシーンはあったと思います。もう少し高い位置を取って守備をできるシーンもあったと思います。

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最終更新:6/4(月) 12:48
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