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47年分の感謝、歌に乗せ 七尾の女性コーラス団体 初の単独コンサート

6/4(月) 2:11配信

北國新聞社

 七尾市の女性コーラス団体「ドルチェ・ママ」は3日、発足47年目で初となる単独コンサート(北國新聞社後援)を同市の県七尾美術館で開いた。団員は長年にわたり、市の行事や他団体のステージに賛助出演しており、活動を支えてきてくれた家族や住民らに感謝を伝えたいと企画した。伸びやかな歌声に満席となった会場から大きな拍手が送られ、団員は「次は50周年でコンサートを」と意欲を示した。

 ドルチェ・ママは1971(昭和46)年、七尾市山王小のPTA婦人部が結成したコーラスグループが前身で、現在、市内の女性27人が週に一度、市内のコミュニティセンターで合唱に磨きを掛けている。市内の祭りや成人式などの行事に花を添え、他の舞踊団体の公演にも出演してきた。

 ドルチェ・ママには近年、朗報が続いた。指揮者の元教員、橋元道彦さんが2016年に叙勲を受け、同団体も翌17年に市文化協会の文化賞を受賞した。団員の活動意欲が高まり、単独公演を開きたいとの声が上がり、1月から準備を進めてきた。

 3部構成の舞台は民謡や歌謡曲のほか、橋元会長が作詞作曲したオリジナル曲「若葉の祈り」も披露した。普段はドルチェ・ママが公演に賛助出演している工口静蓉月(こうぐちせいようげつ)社中(同市)が友情出演し、「七尾の心」では団員の歌声に合わせて厳かに舞った。

 発足当初からの団員で最高齢の佐伯弘子さん(86)は足腰の痛みから椅子に座っての出演となった。1時間半の舞台を終えた佐伯さんは「声はもうからから。でも最高に楽しかった。いい仲間に恵まれた」とにこやかに語った。

 合唱団OGも駆け付けて客席から見守り、終了後に再会を喜ぶ一幕もあった。西村由紀子団長は「充実感でいっぱい。50周年の節目にもコンサートが開けるよう頑張っていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/4(月) 2:11
北國新聞社