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「伊勢やまとごころの伝承館」の今野華都子さん、「古事記」解説本を刊行 /三重

6/5(火) 21:07配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 日本の神話や伝統文化、大和心(やまとごころ)を伝える「伊勢やまとごころの伝承館『華雅庵(かがあん)』」(多気郡明和町)の今野華都子さんが3月30日、書籍「はじめて読む人の『古事記』」(致知出版社)を刊行した。(伊勢志摩経済新聞)

【その他の画像】明和町の「伊勢やまとごころの伝承館『華雅庵』」で昔ながらの味噌作り

 日本各地で「洗顔洗心塾」や、古事記に日本の生き方を学ぶ「古事記を学ぶ華都子塾」を主宰する今野華都子さん。斎宮(さいくう・いつきのみや)跡地のすぐそばで、かつて伊勢神宮の祭典を奉仕する斎王(さいおう)がみそぎをしたとされる祓川(はらいがわ)下流域に立つ民家を道場にして、2014年から日本人の精神性について定期的に勉強会などを行っている。「古事記を学ぶ華都子塾」は2011年7月14日から始め7年間で、全国30カ所で1000人以上の受講生を持つ。

 同書は親子が一緒に読んで理解できるように、わかりやすく全漢字に読み仮名をふり、主要な神様や人物にはイラストで挿絵を、神様の名前は太字の青色で色分けし、理解しやすいよう配慮している。

 今野さんは「これまで何度も古事記の本を手に取ったが理解するのが難しかった。神様の名前が長く分かりにくいことを解消するために、出雲市を拠点に活動する中尾早乙里(さおり)さんのかわいいイラストで神様を描き、親しみやすくした。おかげさまで出版前からアマゾンの予約ランキング上位にも入り、発売から10日後に増刷が決定した。孫たちに読み聞かせたいと数十冊を買ってくださる人もいる」と話す。

 「『古事記を学ぶ華都子塾』では阿部國治先生の『新釈古事記伝(全7巻)』(致知出版社)を基に学んでいる。伊邪那岐命と伊邪那美命の壮絶な神生み、天の岩戸開き、因幡の白ウサギ、兄神からひどい仕打ちを受けながらも不平や不満を言わず、引き受けた任務をやり遂げようとする大国主命の姿。古事記を学ぶと、神々が織り成す壮大なドラマに心ときめくと共に、その精神が私たちの中に確実に息づいていることを実感する」と今野さん。

 今野さんは「面白いことに全国で古事記を学んでいると、今まで結婚しなくてもいいと思っていた女性たちが、結婚をすることや子どもを産むことが自然なことなんだと自発的に気付いていく。何度目かの勉強会で彼女たちに再会すると子どもを授かり、気が付くと私は彼女たちが産んだかわいい赤ちゃんを抱かせてもらっている」とほほ笑む。

 同書では、「おとうさん」「おかあさん」「こんにちは」「おかげさま」などの「大和言葉」についても解説する。

 価格は1,620円。全国の書店、ネットショップなどで販売する。

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