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虐待されても「ママゆるして」に島田キャスター思わず涙 結愛ちゃんは救えた命

6/6(水) 23:13配信

FNN PRIME

児童相談所の対応に問題はなかったのか?

後藤啓二:
完全に救えたはずの命ですよね。東京の児童相談所が自分で案件を抱え込まずに、家庭訪問して会えなかったのであれば警察に連絡をして、警察が家庭訪問すれば絶対子供の安否は確認できたはずです。その時傷があったり、ガリガリに痩せていたということであれば、その場で警察官が緊急に保護できたはずなんです。それをみすみす児童相談所が警察にも連絡せず、結果的に虐待死に至らしめたという事件だと思います。

倉田大誠キャスター:
事前にこういうことがあったにも関わらずどうしようもできないものなんですか?

後藤啓二:
これは普通の人が考えても、面会拒否は危険な兆候だと思うのは当然ですよね。それを児童相談所はそのままにしてしまったと。ここがまずあり得ない対応ですね。警察に連絡さえすれば、警察が保護できたはずなんですね。なんの問題もない。絶対できるはず。

島田彩夏:
なんで抱え込むんですか?警察になぜ電話をしないんでしょうか?

後藤啓二:
これは他機関の関与を嫌うという縦割りの体質が非常に強くて、危険な兆候があっても警察に連絡しないというのは、特に東京都の児童相談所は顕著ですね。

児童相談所と警察が全件情報共有している地域も

島田彩夏:
地域によっても差があるんですか?

後藤啓二:
高知県、愛知県、茨城県では、児童相談所と警察は全件情報共有していまして、連携して活動しています。ですからそのような県では必ず警察が行って、警察が子供を確認する、危ないと思ったらすぐ保護すると。非常に連携とれて子供が守られている所もあるんです。東京は残念ながらそういう状況にないということです。

反町理:
東京の児童相談所はなぜ連携を嫌がるんですか?さきほどセクショナリズムという話もありましたが?

後藤啓二:
実は東京都は毎年毎年同じような事件を起こしていて、私どもは3年前にも要望書を出して全件情報共有をお願いしているんです。それでもほとんど拒否しているんですね。今回も要望書を小池都知事に出して、都議会の議長宛にも出しているんですけれど、まだ何も言ってきていないという。こういう状況でも他機関の関与を嫌う(東京都の)閉鎖的な体質が顕著ですね。

反町理:
東京の児童相談所が閉鎖的という言葉で片付く話なんですか?児童相談所には児童相談所なりの理由がそこにないのか?例えば予算の問題、人員の問題、受け入れ施設の問題、そういったさまざまな問題が児童相談所に実はあるのかどうか?

後藤啓二:
それはもう無いですね。正直言いまして、私どもがお願いしているのは警察と連携して情報共有してくれというだけですから、何の支障もないですよね。どちらかと言えば警察がやってくれることになるんで、児童相談所はむしろ楽になると言うか、拒否する理由は何もないですよね。ですから高知県、愛知県、茨城県ではそれはそうだと言ってやってくれているんです。

島田彩夏:
もう何年も前に法律で、要保護児童対策地域協議会を設置しなさいとなっていると思うんですけれど、東京都も適用されていると思うんですが?

後藤啓二:
それは主に市町村に設置されている機関なんですけど、やはり警察が参加していない地域も多いですし、参加しても情報共有はしていない。市町村によっては資料をわざと持ち帰らせないようにしている所もあって、じゃあ何のために協議会を開いているのか分からないような。

島田彩夏:
それはプライバシーの問題というようなことなんでしょうか?

後藤啓二:
いやあ。私もどうも理解できないんですけれど、まさに案件を抱え込む体質が強い。

反町理:
そこが分からない。なんで抱え込むんですか?抱え込む児童相談所側の理屈はなんなんですか?

後藤啓二:
これはですね。私も10都道府県くらいの児童相談所と話しているんですけれども、要するに児童虐待と言うのは児童相談所が解決するものだと。他機関が関わるのは、私は耳を疑ったんですけれど「児童相談所のメンツが立たない」とかですね、あるいはそもそも「児童相談所が解決すると法律にもそうなっていて、逆に情報提供なんかする義務は無いはずだ」とか言うんですけれど。私はもう本質は役人の「今までのやり方を変えたくない」とか「他機関と一緒にやるのは面倒くさい」という不作為のなせるワザだと思います。

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最終更新:6/8(金) 9:36
FNN PRIME