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はやぶさ2の現状 JAXAが会見 (全文2)探査機は精度高い新技術DDORを導入

6/7(木) 15:22配信 有料

THE PAGE

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日午前11時から、小惑星「Ryugu」(リュウグウ)に向けて飛行を続ける小惑星探査機「はやぶさ2」の現在の状況について記者会見した。

 「はやぶさ2」は、イトカワから帰還した「はやぶさ」の後継機で、同じく小惑星の表面からサンプルを持ち帰ることがミッション。2014年12月に打上げられ、約3年半かけて目的地のリュウグウを目指す。6月3日には第3期イオンエンジンの連続運転を終了し、予定通りの航行を続けている。

 リュウグウは、地球に接近する軌道を持つ小惑星の一つで、大きさはイトカワの2倍弱の900メートル程度と推定されている。

     ◇     ◇
吉川:では、引き続きまして次の10ページからご報告いたします。まず、光学電波複合航法、略して光学航法なんですが、これはまさに今、一応先月もやりましたが今、本格的に始まったところです。この光学航法といいますのは探査機に搭載したカメラなどによって目的天体、この場合はリュウグウを撮影しながら探査機から見たリュウグウの方向というデータを使って、探査機の軌道およびリュウグウの軌道を正確に推定して、で、接近をしていくという方法です。単純に光学航法でいいんですが、正確には電波による電波航法のデータも使いますので、正確な言葉で言いますと光学電波複合航法、これが正しい言葉になりますが、略して光学航法、光学航法といっても電波の両方は使うということになります。

 通常電波航法のみですと、地球から約3億キロメートル離れたところに位置するたった大きさが1キロメートル程度の小惑星、リュウグウに到着することは不可能です。その理由は、例えばリュウグウの場合は5月の時点、今年5月の時点での位置誤差がだいたい220キロメートルあります。これは3シグマ、99.7%の確率の誤差ですけれども、3シグマで220キロメートルの誤差ですから、相手の天体がたった1キロメートルなので、こんなに誤差が大きいとたどり着けないことになります。 本文:8,922文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:6/11(月) 5:45
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