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犬は皮膚炎、猫は下痢が1位 白内障手術で41万円 傷病・治療費の調査

6/7(木) 10:43配信

sippo

 ペット保険のアイペット損害保険が、2017年の保険金請求実績に基づいて集計した「ペットの傷病ランキング」を発表した。全年代の症例では、犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」が最も多かったが、高齢になると「腫瘍」(がん)が増えるなど、年代別にかかる病気やけがの違いや、平均診療費も明らかになった。

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犬はけが、猫は泌尿器系が多い

 総合傷病ランキングを見ると、犬・猫ともに「皮膚炎」「下痢」が上位3位以内に入った。

 一方で、犬と猫の違いがみられる傷病は、犬の場合は7位の「骨折」や10位「膝蓋骨脱臼」といった、小型犬に多く、手術を伴う可能性があるけがが挙がった。

 猫の場合は、2位「膀胱炎」、4位「腎不全」と泌尿器系の疾病が上位になった。

 さらに、犬・猫別に上位10以内の平均診療費を比較すると、犬は「骨折」の131,300円、猫は「異物誤飲」75,600円が最も高額な傷病だった。

手術で多かったのは「腫瘍」「歯周病」

 犬と猫を合わせて、手術を伴った傷病に限ると、高齢になるとよく見られる「腫瘍」が1位となった。2位は、犬・猫ともに年齢問わず多い「歯周病」が続いた。また、上位10以内で平均診療費が最高額となったのは、10位の「白内障」の414,800円だった。

 同社の獣医師によると、「白内障」の診療費が高額な理由として、手術器具や技術が特殊であることや、実施施設が専門病院などに限られていることが多く、診療費が高額になる傾向があるようだ。「白内障」の主な原因は加齢だが、若齢で起こることもあり、トイ・プードルやポメラニアンなどの犬種は特に注意が必要だという。

子犬・子猫は「下痢」、高齢になると「腫瘍」

 さらに犬猫の年齢別に、0歳(子犬、子猫)、1~6歳(成犬、成猫)、7歳以上(高齢犬、高齢猫)で区分すると、それぞれの年代でかかりやすい傷病に違いが見られた。

 「下痢」は、0歳の子犬、子猫で共通して1位。環境の変化によるストレスに左右されやすいことや、消化器系が成熟しきっていないことにより、体調が不安定になる傾向があるため、かかりやすいとされる。

 犬の場合は、子犬(0歳)に限って5位以内に入ったのは「骨折」。高齢犬(7歳以上)は、「腫瘍」や「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)、「歯周病」が特徴的だった。

 猫の場合、子猫(0歳)に特徴的な傷病は「結膜炎」「外耳炎」「猫カゼ」であるのに対して、成猫(1歳~6歳)は「尿石症」、高齢猫(7歳以上)は「腎不全」「腫瘍」「糖尿病」が多かった。

 年齢によってかかりやすい傷病を飼い主が知っておき、定期的に健康診断を受けることで早期発見にもつながるだろう。また、「異物誤飲」は犬・猫ともに5位と上位だったが、飼い主の対策で防ぐことも可能だ。犬・猫の届くところには危険なものは置かない、キッチンなどに柵を設ける、安全なおもちゃを与えて満足させる、などの対策が有効だろう。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:6/7(木) 10:43
sippo