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レビュー付:AIがおすすめ番組を知らせてくれる4Kテレビ、シャープから

6/8(金) 17:04配信

Stereo Sound ONLINE

新4K8K衛星放送用4Kチューナーも11月下旬に発売

 シャープから、4K液晶テレビの新製品「4T-C43AM1」、「4T-C50AM1」、「4T-C60AM1」が発表された。発売は、4T-C43AM1が6月30日、4T-C50AM1と4T-C60AM1は8月31日となる。価格はオープンで、それぞれの想定市場価格は4T-C43AM1が15万5000円前後、4T-C50AM1は18万円前後、4T-C60AM1は26万円。

【画像】COCORO VISIONのホーム画面。上に出ている天気情報がポイント

 今回発表のAM1シリーズは、昨年来同社が掲げているAIoT戦略に沿った製品であり、人工知能(AI)が、ユーザーの視聴傾向を学習・分析し、おすすめ番組をお知らせしてくれる「COCORO VISION」を搭載したのが特徴となる。同サービスと連携する映像配信サービス「COCORO VIDEO」、音楽配信サービス「COCORO MUSIC」、オンラインゲームの「COCORO GAME」も楽しめる(有償)。

 COCORO VISIONを使うには、テレビをネットに接続しておく必要があるが、クラウド上にあるAIが、よく見る番組や時間帯、あるいは録画番組などを学習して、それを元にユーザーに合う番組をおすすめしてくれるようになる。録画番組情報の学習や、天気予報の通知などが新機能となる。

 なお、本シリーズにはAndroid TVが搭載されており、そのバージョンは最新のAndroid 8.0 OREO。将来的には(時期未定)、Googleアシスタントへの対応も予定されており、リモコン内蔵のマイクに向かって(Googleアシスタントボタンを押して)話せば、音声指示によっていろいろな操作が行なえるようになる。加えて、シャープ製のGoogleアシスタント対応(AIoT)機器の操作も、テレビから可能になるという。

 画質面では、映像エンジンが新開発の「AQUOS 4K Smart Engine PRO」になったことが特徴となる。従来は、映像の解像度(2K/4K)が違っても、常に同じアルゴリズムで処理していたが、新エンジンでは、解像度によって処理方法を変えたことが大きなポイントとなる。つまり、2K映像には2K映像に合う信号処理を、同様に4K映像には4Kらしい映像処理を行なうことで、特に4K映像では、従来モデルに比べてディテイルの再現性が向上しているほか、彩度が上がりクリアーな映像を表示できるようになった。

 なお、音質面ではスピーカー構成が、2.1ch仕様3ウェイ5スピーカーの「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」となり、新規にトゥイーターを搭載(正面向き!)したことが「PLUS」の理由だ。

 その他スペックとしては、接続端子はHDMI入力4系統(HDR映像入力対応は入力1、2)、デジタル音声出力(光)1系統、USB2系統など。スタンドは左右に回転するスイーベル対応。


■シャープも4Kチューナーを自社開発。USB HDD録画対応で価格は5万円を切る予定

 また、AM1シリーズの発表と同時に、12月1日より本放送が始まる新4K8K衛星放送に対応する4Kチューナーが11月下旬に発売されることも、アナウンスされた。

 本体は、A4サイズほどの大きさのSTBタイプで、内蔵するのは新4K8K衛星放送用のチューナーのみ(BS/110度CSデジタルは非搭載)。高さは35mmに抑えられており、テレビ下に潜り込ませるように設置することも可能だ。

 現状で明らかにされているのは、搭載チューナーがシングルであること、USB HDDを接続すると4K番組の録画が行なえること、4K/SDRの映像出力が可能なこと、価格は5万円を切る予定であること、などである。

 その他気になる、2K出力の可否、追いかけ再生の可否、可変速再生の可否、アクオスモードの搭載などについては未定ということだった。

 リモコン付属で、大きさはテレビ用の3分の2ほどのコンパクト仕様になるという。


【速攻レビュー~鳥居一豊】

 シャープの4K液晶テレビの新製品となる「AM1」シリーズは、ミドルクラスの価格帯ながらも、画質の実力もなかなか優秀だ。説明会では主に4K映像のデモを確認したが、南国の景色を撮影したものを見ると、すっきりと見通しが良いと感じた。奥行感のある再現だ。

 これは、新開発の映像エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO」で、4K映像と地デジ放送などの2K映像で、それぞれに最適な処理を行なえるようになったため。4K映像は忠実再現を追求し、ディテイルの豊かさと奥行のある映像とする。一方、2K映像はS/Nを向上し、くっきりと見やすいものにするという。

 旧モデルと比べると、中~遠距離での不自然なエッジの強調感がなくなり、細部も潰れずに精細に描かれていることが分かる。また、色再現もより自然なものとなっていて、特に赤や朱色といった赤系の色の表現力が増している。人の肌の描写もスムーズだ。新4K放送を含め、今後ますます増えていく4Kコンテンツの魅力を充分に楽しめる画質と言える。

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最終更新:6/8(金) 17:04
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