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「ピチカート・ファイヴをもう一度」と言われるけど… 小西康陽が語る、凄い十人の女

6/9(土) 7:03配信

BuzzFeed Japan

音楽家の小西康陽が、初期作品「黒い十人の女」やほかのアーティストへの提供曲など90曲をまとめた5枚組BOXセット「素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事 1986-2018」を出した。BuzzFeedでは、「凄い十人の女」をテーマに小西にインタビュー。作品集に収められた9組の女性アーティストに、ピチカート・ファイヴで長く活動をともにした野宮真貴を加えた10人について、じっくりと語ってもらった。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

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小泉今日子「面白おかしく生きてきたけれど」

小泉今日子さんは本当に憧れのアイドル。「生徒諸君!」っていう映画も封切り日に見に行ったぐらい、大ファンでした。

昔「六本木WAVE」っていうレコード屋さんがあったんですけど、そこのスタッフに紹介されてお会いしたのが初対面。

「女王陛下のピチカート・ファイヴ」を聴きましたと言ってくれて、収録曲の「衛星中継」をその場で歌ってくださって。本当に雲の上を歩くような気持ち。最高すぎましたね。

小泉さんの「午後のヒルサイドテラス」や「まっ赤な女の子」を聴いて、ああ自分がやりたい音楽はこれだって思った。

歌手としても素晴らしくて、僕は王道の歌謡曲の歌い方を継承つつ新しくした人だと思ってるんですよ。

1960年代の歌謡曲黄金時代に活躍した、園まりさんや小川知子さんにも通じる独特の歌唱法、発声法を持ってますね。

「素晴らしいアイデア」に入っている「面白おかしく生きてきたけれど」は、久しぶりに小泉さんの曲を書けることになって嬉しいなと思っていたら、不意におりてきました。

同時に、この歌詞は僕の気持ちでもある。若さに任せてくだらないこともやってきたけど、年を重ねるなかで歯を食いしばって鬱に耐えてるような感じもあって。

そんな時に小泉さんの「艶姿ナミダ娘」っていう曲にある「なぜなの涙がとまらない」というフレーズを思い出して、作詞家の康珍化さんと作曲家の馬飼野康二さんの許可を得て引用したんです。

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最終更新:6/10(日) 10:41
BuzzFeed Japan

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