ここから本文です

「ピチカート・ファイヴをもう一度」と言われるけど… 小西康陽が語る、凄い十人の女

2018/6/9(土) 7:03配信

BuzzFeed Japan

戸川京子「動物園の鰐Nobody in town」

戸川京子さんは何かのコンサートだったか、DJ で出たイベントだったかの時に急に話しかけてくれたんです。「女王陛下のピチカート・ファイヴ最高でした」って。

そういえば中川比佐子さんにも同じこと言われましたね。あのころちょっとモテてたのかなあ(笑)

ピチカート・ファイヴの関西のツアーにジョイントする形で、京子さんのショーケースライブをやったこともありました。

一度、夏木マリさん、京子さん、僕、奥さんの4人で居酒屋に話したことがあって。いま思うと夏木マリさんが恋バナを聞いてほしくて、招集したんじゃないかという気がしますが(笑)

京子さんはすごい気を使う人で、さっと飲み物出してくれたりして。だから、自殺と聞いた時は信じられなかったですね。

収録した「動物園の鰐Nobody in town」はピチカート・ファイヴのカバーです。どうして自分でアレンジしなかったんだろう…。おそらくピチカートと同じになっちゃうからでしょうね。

夏木マリ「ミュージシャン」

夏木マリさんのアルバムをつくることができて、本当にラッキーでした。

長い黒いコート姿でヨーロッパの街を歩いているのをテレビで見て、ああ絶対レコードをつくりたいと思ったんです。かっこいいですよね。

初めて会った時、マリさんは透ける素材の服を着ていて、直視できませんでした。まぶしい!みたいな(笑)

チャーミングな方で、ロックなイメージもある。もともと「ザ・タックスマン」っていうGSの追っかけをしてたぐらいですから。

「歌手・夏木マリ」というよりは、映画や舞台の女優さんとしての夏木マリさんにアプローチしたい、という思いがあって。結果的に成功したんじゃないかと思っています。

ある時、マリさんに「銀座で食事しません?」って誘われて行ったら、ダイアモンド☆ユカイさんが一緒にいて。この組み合わせは何なんだろう、と思ったことがありました。

ユカイさんに関係を聞いても「いや、舎弟ですから」ってそれしか言わないんですよ(笑)

マリさんといえば、90年代に「13CHANSONS」というアルバムをプロデュースしたんですけど。ピチカート・ファイヴの米国ツアーに出ている間に、レコード会社が勝手に発売しちゃって。

フランス語だから、本来は複数形の「S」は読まないのに、日本語表記を13シャンソン「ズ」とされてしまった。そのことを20年ぐらいずっと残念に思っていて、本にも書いたりしてたんです。

そうしたらなんと、今年ちゃんとした名前で出し直してくれることになりました。いや、よかったです。

3/6ページ

最終更新:2018/6/10(日) 10:41
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事