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村上虹郎×広瀬アリス×武正晴監督! 中村文則デビュー作「銃」映画化

6/11(月) 5:00配信

映画.com

 [映画.com ニュース] 芥川賞作家・中村文則氏のデビュー作を、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督のメガホン、奥山和由プロデューサーによる企画・製作で映画化する「銃」が、今秋に公開されることが決定。あわせて、キャストも発表され、主演を村上虹郎、ヒロインを広瀬アリスが務め、リリー・フランキー、日南響子、新垣里沙、岡山天音らが共演することがわかった。

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 友人たちと青春を謳歌している大学生・西川トオル(村上)は、その心の内に河原で偶然拾った銃への高揚を秘めていた。大切に家に保管していた銃を持ち歩いてみると、緊張とスリルは増幅し、満ち足りた感覚に酔いしれる。同じ大学に通うヨシカワユウコ(広瀬)にも興味はあるが、日を追うごとに、圧倒的な存在感を放つ銃に魅了されていくトオル。やがて、刑事(リリー)の突然の訪問を契機に、精神的に追い込まれてしまったトオルは、ある決断を下す。

 銃に心奪われ、徐々に狂気に染まっていくトオル役の村上は「監督と1ミリのズレもなく同調し築きあげた“私”役という存在を武組のみなさんに切り撮っていただきました」と充実の撮影を述懐。「奥山和由さんプロデュースのもと、中村文則さんの第一子にして宝物のような“銃”を最高の形でみなさまに届ける事ができると思います。ご期待ください」と自信をにじませている。一方、広瀬は自身の役どころについて「作品の中では唯一救いの手を差し伸べるような、平和な空気を感じさせてくれる存在」と説明。「そうであるために、撮影の時は村上虹郎くんとはあまり会話をせず、2人の無言の空間をとても大事にしていました」とこだわり抜いたようだ。

 「村上虹郎の20歳の夏を撮れたのは、監督冥利に尽きます」と話す武監督は、「原作者の中村さんと初めてお会いした時に『銃』を書いた青春時代についてお話ししてくれた」と振り返る。その出来事がきっかけとなり「僕はこの映画を青春映画にしようと決意し、中村さんが『銃』を書いた西高島平を撮影場所と決め込んだ」と明かす。そして「やっと自分の分身と言える映画をプロデュースできました」と言葉に力を込めた奥山氏は「村上虹郎はまさに100年に1人の天才。監督の武さんは100年に1人の努力家。そこにこの原作、傑作にならないわけがない。“自分”という精神の生存競争を表現できたという奇跡を感じたのは『ソナチネ』以来です」と胸中を吐露している。

 作品をひと足先に鑑賞した中村氏は「物凄い映画を見た」と絶賛だ。「僕のデビュー作『銃』は、発表後16年近く経ってもずっと版を重ねている、とても大切な作品です。奥山プロデューサーや武監督が、これ以上ない形で、この原作を見事な映画にしてくださいました。主人公のトオル役は天性のものがなければ難しい役ですが、村上さんは完璧で、他の役者の方達も、あまりにも見事で大変驚くことになりました。原作者としても、一映画ファンとしても、この映画の誕生を大変嬉しく思っています」とコメントを寄せている。

 「銃」には、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹も出演。今秋から東京・テアトル新宿ほか全国公開。

最終更新:6/11(月) 11:27
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