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もう動物は殺さない、次世代のサステイナブルな人工レザー

6/11(月) 9:58配信

Fashionsnap.com

 ファッション業界で使用されている様々な素材の中でも、最も環境に悪影響を及ぼしているのがレザーだという。製造過程で環境面への影響が少ない革材料を「エコレザー」と呼ぶ認定も存在するが、基準を満たしていない場合が少なくない。しかしテクノロジーの進化に伴い、近年では動物を殺さず、また合成樹脂などを使用しない、全く新しいレザーが誕生している。サステイナブルの観点で、革新的な素材作りに取り組んでいる3社に注目した。

キノコから生まれる新素材

 カリフォルニア州エメリーヴィルに拠点を置く「ボルト・スレッズ(Bolt Threads)」は、新素材を開発する企業の先駆者的存在だ。2018年4月、新たに発表したのはキノコから作られたレザーのような素材「マイロ(Mylo)」。といっても普段の食卓で食べられているような傘や柄といった部分ではなく、キノコの本体と呼ばれ地中に隠れている菌糸体からできている。

 生産プロセスとしては、温度や湿度を管理した環境で、トウモロコシの茎の上で菌糸体の細胞を培養。細胞同士が強く結びつき立体に成長したものをシート状に圧縮し、なめすとマイロが出来上がる。特徴は、本物のレザーのような見た目と触り心地、そして生産スピードの早さだ。牛などの動物を育てるためには年単位の時間が必要だが、マイロは数日で生産が可能。化学薬品を使用するポリウレタンやPVCとは異なり、植物由来の環境に優しい人工レザーと言えるだろう。

 マイロは早くもバッグの素材として採用されている。ボルト・スレッズとパートナーシップを組んでいる英「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」と共に制作したアイコンバッグのプロトタイプ「MyloTM Falabella Prototype 1」は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で展示された。

 その他にもマイロはオリジナルでバッグを制作しており、6月にはプレオーダーを開始して商品化する予定だ。

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最終更新:6/11(月) 9:58
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