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サンマ今年も不漁か 釧路沖に暖水塊 庶民の味、今は昔

6/11(月) 10:32配信

北海道新聞

公海での中国、台湾船の乱獲も影響

 【釧路】サンマが嫌うとされる高い海水温の「暖水塊(かい)」が約1年ぶりに釧路沖に発生していることが、水産研究・教育機構北海道区水産研究所(北水研)の調べで分かった。昨年3月まで釧路沖に7年間居座った暖水塊より沿岸に近く、サンマ漁への影響が懸念される。

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 暖水塊は4日現在、釧路沖南東150キロに中心があり、直径約200キロの範囲で広がっている。

 北水研生産環境部生産変動グループの黒田寛主任研究員が人工衛星の画像などから解析したところ、三陸沖にあった暖水塊が昨年12月下旬に分裂して、5月上旬までに道東沖へ移動し、徐々に発達していることが分かった。

 暖水塊は通常2~5年のサイクルで発生・消滅する。7、8月には中心部の水温が20度以上になり、15度前後を好むサンマが暖水塊を避けて沖合を南下し、水揚げ量が減る恐れがある。2010年2月からは釧路沖南東約500キロを中心に直径約300キロの暖水塊が7年間停滞し、不漁の要因とされていた。北太平洋公海での中国、台湾船などによる乱獲の影響も指摘されており、暖水塊の復活は漁不振の追い打ちとなる可能性もある。

北海道新聞

最終更新:6/11(月) 10:32
北海道新聞