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命懸けのポーカー・ゲームが始まった。米朝会談の山場は今夜の最終舞台裏折衝か

6/11(月) 19:39配信

FNN PRIME

米朝実務者協議 異例の折衝が続く

「シンガポールにいることは素晴らしい、期待が高まっている。」
“Great to be in Singapore, excitement in the air!”
意訳したが、トランプ大統領が今日昼過ぎに出したツイートである。

【画像】命がけの首脳会談、直前の二人の表情は?

明日12日の米朝会談を前に、二人の首脳はその前々日に現地入りした。今日は朝から事務方の折衝が続いている。
異例である。
そこには事務方だけに最終折衝を任せるわけにいかない事情が垣間見える。トップの意向が明確に反映されているという確信を得る必要があると双方ともに考えているに違いない。

実際、今日一日のトランプ大統領の予定は少ない。
聞くところによればシンガポールの首相とのランチと現地の大使館関係者との面会程度しか入っていない。残りの時間は最終折衝の陣頭指揮と明日の会談本番への準備に充てるのだろう。

“命懸け”のポーカーゲームがすでに始まった

この日の朝、アメリカのポンぺオ国務長官はツイッターに事務方のソン・キム大使らとの朝食風景の写真を載せ「朝鮮半島の完全で検証可能で不可逆的な非核化に我々は今もコミットしている。」(We remain committed to the complete, verifiable, irreversible denuclearization of the Korean Peninsula.)と改めて強調してみせた。

対する北朝鮮側は「新しい朝米関係を樹立し、朝鮮半島の恒久的平和体制や非核化実現の問題などについて幅広く意見が交換されるだろう。」(朝鮮中央通信)と伝えている。
しかし、北側が言うような”意見交換”だけではアメリカにとってお話にならない。

シンガポール入りに先立ち、トランプ大統領はG7の首脳宣言を受けられないと拒否して見せた。中途半端な合意は駄目だという強い決意の表明以外の何物でもない。



事前交渉の最新の経過については先ほど日韓の首脳にトランプ大統領から説明があった他、ポンぺオ国務長官が記者説明で「詳細に立ち入るつもりはない」としながらも、明日の首脳会談は今後の交渉と非核化履行のための枠組みを作る、これまでの交渉には多岐にわたる分野の専門家も関わってきた、シンガポールでの成功の為には未だ多くの詰めが残されていることなどを明らかにした。
その上で、「非核化を受け入れなければ制裁を強化することになるだろう。」しかし、首脳会談の成否については「楽観的」だと述べた。

現時点では、事務方の折衝の詳細をこれ以上窺がい知る術は無いのだが、舞台裏では宥めたりすかしたり威嚇したりのポーカー・ゲームが今も続いているとみて間違いない。

失敗すれば後が無くなる金正恩委員長にとって、このポーカー・ゲームはまさに”命懸け”である。

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最終更新:6/11(月) 19:39
FNN PRIME