ここから本文です

鉄道産業を後押し 交通部、関連2局統合/台湾

6/12(火) 18:09配信

中央社フォーカス台湾

(台北 12日 中央社)交通部(交通省)傘下の2部局を統合した「鉄道局」が11日に設置された。賀陳旦部長(大臣)によると、同局は今後、軌道法の主管部門となり、建設、施工業務のほかにも監督業務や事故調査などを担当する。また、メンテナンス部品・設備の国産化率引き上げなどで鉄道産業のレベルアップやコスト削減、海外展開につなげたいとする考えも示された。国産化は、パンタグラフや分岐器、信号システムなど10項目で優先的に進められる予定だという。

同局は、台湾鉄路管理局(台鉄)の路線や駅の新設、改良工事などを担う「鉄路改建工程局」と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の運営監督や各都市圏メトロ(MRT)、ライトレールの路線網建設などを受け持つ「高速鉄路工程局」が統合して生まれた。現在約15%にとどまる高鉄とMRTのメンテナンス部品国産化率を毎年3ポイントずつ引き上げることが期待されている。

初代局長となった胡湘麟前高鉄局長は、鉄道局の主要業務として鉄道建設、運営監督、軌道業、駅開発の4つの軸を挙げ、目標に掲げる持続可能な鉄道産業の実現と国産化、標準化促進に意欲を示した。

一方で、財団法人「軌道技術研究・検証センター」の設置も進められており、2021年の発足が予定されている。設立後10年内に台鉄とライトレールの国内調達率70%達成を目指すという。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)