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国際食品工業展開幕 省人化やIoT、AI活用競う

6/13(水) 7:15配信

SankeiBiz

 機械メーカーを中心に798社が出展する国際食品工業展(日本食品機械工業会主催)が12日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。15日までの会期中に10万人以上が来場する見込み。省人化やIoT(モノのインターネット)活用を打ち出した製品が目立つ。

 フジマックは、異なる食材や加熱時間の異なるメニューを1台で自動調理できるスチームオーブン(125万円~)を出展した。揚げる、焼くなど7つの調理モードを選択、ローストビーフや茶碗(ちゃわん)蒸しなどを同時に作り、途中での出し入れも可能。「少ない人数で厨房(ちゅうぼう)を回せる利点から、ホテルの引き合いが強い」(担当者)という。

 菓子のあんをくるむ機械に、不具合の発生箇所をタブレット端末などで把握できる新機能を搭載したのはレオン自動機。故障したモーターなどを素早く修理し、停止時間を短くできる。こうしたIoT対応の機種は昨年に初めて出展したが、ニーズに応じて今後増やす方向だ。

 一方、オムロンは製品検査時の画像や寸法などの計測データを全数保存するシステムを参考出展。クレーム発生時に、少ない人手で当該ロットの製品を迅速に洗い出せるという。食品包装の熟練工不足に対応した人工知能(AI)による制御技術も紹介し、注目を集めていた。

 リクルートジョブズの4月の調査によると、三大都市圏の食品製造・販売のパート・アルバイト時給は974円と、前年同月比2.6%上昇。深刻化する人手不足や賃金上昇から、省力化ニーズは一層高まりそうだ。

最終更新:6/13(水) 7:15
SankeiBiz