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“Wミナミ”上位進出期待 ユピテル・静岡新聞SBSゴルフ

6/12(火) 10:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 3回目を迎える女子プロゴルフのステップアップツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」は15日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開幕する。17日までの3日間、レギュラーツアーの出場資格のない選手や新人、アマチュア選手が熱戦を繰り広げる。静岡県内高校の部活動で腕を磨く仲西美波(浜松日体高2年)、望月美甫(飛龍高1年)の“Wミナミ”の上位進出が期待される。

 仲西は昨年8月の県ジュニア選手権を制し、4月のレギュラーツアーのヤマハレディースオープン葛城に出場。5月の県女子アマチュアチャンピオンシップ(富嶽CC)も優勝するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 「浜松日体高ゴルフ部を背負って出ているなと、試合のたびに思う。(高校の部活動で)ゴルフへの思いは強くなった」。朝や放課後は同校の部員とともに練習を続ける。

 小学2年のクリスマスプレゼントがジュニア用のクラブセットだった。「いつかコースを回りたい」と家族と練習を続け、静岡服織中時代もほとんど個人で練習してきた。浜松日体高進学の際は母、弟とともに静岡から浜松へ引っ越した。

 最近は500球の打ち込みのうち、400球がアプローチ練習。58度のウェッジで黙々と、ボールを転がしたり、上げたり。地道な練習に耐えられるのも、「仲間の存在が大きい」からだという。「将来のことは分からないが、高校生活のすべてをゴルフに懸けたい」と目を輝かせる。

 望月は今春、飛龍高に進学した。まだゴルフ部はない。男女4人が所属する同好会だ。来年以降、新入部員が誕生すれば部活動に昇格するという。

 それでも「毎日のように顧問の先生がコースに送り迎えをしてくれるし、体幹トレーニングもトレーナーに指導を受けている。いい環境の中で練習できている」という。ユピテル・静岡新聞SBSレディース後の19日からは日本女子アマチュア選手権(埼玉)に出場するなど充実の日々を送る。

 高校生ゴルファーにとって、文武両道は欠かせない。5月の県女子アマチュアチャンピオンシップは中間テストと重なった。大会前の勉強中に睡魔が襲い、姿勢を崩したまま眠った。目覚めると右足甲を痛めていた。大会に強行出場したが、後半に失速して2位に終わった。

 富士田子浦小6年で世界ジュニア選手権(12~14歳の部)に出場して以来、同世代ではトップクラスの実力を誇る。高校進学は通信制に入学してゴルフに専念することも考えたが、「プロは目指しているが、けがをするかもしれないし、将来は大学に行きたいと思うかもしれない」と勉学と両立させることを決めた。応援してくれる両親の存在もあり、地元の高校で鍛錬することを選択した。

 県女子アマチュアチャンピオンシップは仲西が72で初優勝。前年優勝の望月が4打差の2位だった。「同じ名前なので意識しているし、大会で会えば、一緒に頑張ろうと言い合って励まし合う仲。でも実績では望月さんには及ばないし、まだまだライバルにもなっていない」と仲西。再び直接対決の舞台が巡ってくるユピテル・静岡新聞SBSレディース。Wミナミは切磋琢磨(せっさたくま)しながら、互いの成長を披露する。



 仲西美波(なかにし・みなみ) 2001年11月16日、静岡市葵区出身。小2でゴルフを始める。14年県ジュニア選手権中学女子A優勝。17年県ジュニア選手権高校女子A優勝。18年県女子アマチュアチャンピオンシップ優勝。得意クラブは58度ウェッジ。ドライバーの飛距離は230ヤード。154センチ。家族は両親と弟。



 望月美甫(もちづき・みなみ) 2002年4月27日、富士市出身。5歳で父のレッスンを見学していたのをきっかけに勧められてゴルフを始める。13年全国小学校大会1位タイ。15年県ジュニア選手権優勝。17年県女子アマチュアゴルフチャンピオンシップ優勝。得意クラブはドライバーと9番アイアン。ドライバーの飛距離は240ヤード。162センチ。家族は両親と弟。

静岡新聞社