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<サカイ引越センター>リサイクルせずエアコン横流し

6/12(火) 13:00配信

毎日新聞

 顧客から引き取った使用済みのエアコン957台をリサイクルせず横流ししたとして、環境省と経済産業省は12日、運送大手のサカイ引越センター(堺市)に対し、家電リサイクル法に基づき適正処理を勧告した。

 家電リサイクル法ではエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目について、小売店などが持ち主からリサイクル料金を徴収して引き取り、メーカーに引き渡す義務がある。エアコンの場合、冷媒として温室効果ガスの一種、ハイドロフルオロカーボン(HFC)が1990年代以降に広く使われているが、HFCの回収率は30%程度にとどまっている。

 環境省やサカイ引越センターによると、奈良県内にある二つの支社で2013年4月から今年4月にかけ、エアコンを顧客から無償で引き取った上、金属スクラップ工場に1台当たり3000~5000円で売り渡した。同社の内部調査の結果、社員37人が横流しに関与したという。

 同社は「引っ越し契約を取る際、リサイクル料金の上乗せについてきちんと説明しないまま、安易に引き取った。客から『無償で引き取って』と言われたケースもある」と説明した。横流しした社員は「売った代金は小遣いに使った」と話しているという。【五十嵐和大】

最終更新:6/12(火) 17:48
毎日新聞