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<米朝首脳会談>「新たな歴史」中国評価 影響力発揮に意欲

6/12(火) 20:23配信

毎日新聞

 【北京・河津啓介】中国は米朝首脳会談の実現を歓迎し、北朝鮮の後ろ盾として影響力を発揮する意欲を強く示した。王毅国務委員(副首相級)兼外相は12日、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が会談中の段階で、報道陣に「米朝は敵対関係が半世紀以上続いたが、両国首脳が平等に対話し、新たな歴史をつくった」と高く評価した。

 米朝会談の実現について王氏は「中国はこの20年来、ずっと努力を続けてきた」と自国の貢献度を強調。「中国が発揮した独特で重要な役割に、誰も疑いを抱くことはできず、我々はこの役割を発揮し続ける」と述べた。

 米朝が非核化と体制保証を盛り込んだ共同声明に署名したことで、中国は、国連安全保障理事会による制裁決議の緩和も見据え、北朝鮮を下支えして存在感を高める絵図を描く。中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は12日午後の定例記者会見で「中国は厳格に国連決議を履行してきた」と述べつつ「安保理は現在の外交対話と非核化に向けた努力を支持し、後押しすべきだ」として、制裁緩和の必要性を示唆した。

 また、朝鮮戦争を終結させ、平和体制に移行する点について、耿氏は「中国は半島問題の重要な当事者であり、休戦協定の署名国として役割を発揮する義務と責任がある」と述べ、米国主導の動きをけん制した。

最終更新:6/12(火) 21:51
毎日新聞