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<米朝首脳会談>米国、期待と不安混在

6/12(火) 21:31配信

毎日新聞

 【ニューヨーク國枝すみれ、ロサンゼルス長野宏美】世界が注目した史上初の米朝首脳会談。米国ではメディアの論調や市民の声に、期待と不安の双方が混在した。

 米テレビ各局は「歴史的な会談」とトランプ氏と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が車で会場に到着する前から生中継で報じた。

 CNNのキャスターらはトランプ氏が握手中に左手を金委員長の腕に添えたことや金委員長が笑顔を見せたことなどを紹介。「2人の予測不能な指導者による、歴史を刻むことを意図したまれに見る賭けだ」と報じた。

 ニューヨーク・タイムズ紙は会談直前、トランプ大統領には「政敵を暗殺する無慈悲な敵」と対した経験がないと指摘。トランプ氏が自分の交渉スキルに「自信を持ちすぎている」と心配する米政府関係者の声も紹介し、「短気で弱みを見せたくない2人」の会談を懸念する分析記事を掲載した。

 会談開始は米東部時間では11日の午後9時。ニューヨーク・マンハッタン地区で食品店を経営する韓国系移民のハン・ヒさん(68)は「結果を心配している。2人とも信頼できないから」と話した。一緒にいた韓国人の男性も顔をしかめて親指を下に向け、評価しないとの気持ちを表した。

 一方、西海岸のロサンゼルス。日系米国人俳優のマルケスさん(28)は「まだどういう結果になるか分からないがうまくいってほしい」と期待した。広告業、白人男性のスティーブさん(57)は「北朝鮮の非核化が進むかは不透明だが、これを機に国際社会と良好な関係を築いてほしい」と語った。

最終更新:6/12(火) 21:31
毎日新聞