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加熱式たばこのアイコス、グロー、プルームテックの特徴比較

6/12(火) 17:20配信

投信1

急成長する加熱式たばこの世界で本格的な三つ巴の戦いが始まっています。フィリップモリス社が発売したアイコス(iQOS)で人気に火がつき、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のグロー(glo)、そして日本たばこ産業(JT)もいよいよプルームテック(Ploom TECH)の全国発売を開始しました。ますます苛烈な競争が予想される加熱式たばこ市場で、どのような戦いが繰り広げられるのか注目されます。

加熱式たばことは何か

加熱式たばことは、従来の紙巻きたばことは異なり、専用のカートリッジにたばこを差し込み、たばこ葉に熱を加えることによってニコチンを含むエアロゾルを発生させるタイプのたばこです。

加熱式たばこと紙巻きたばこの最大の違いは、たばこ葉を燃焼させるかさせないかによる「煙」の有無です。もっとも、加熱式たばこでも「煙」がないというのではなく、「見えにくい」と表現されるケースもあります。ちなみに、加熱式たばこは、たばこ葉を燃焼させるのではなく加熱させることから、英語では文字通り「heat-not-burn cigaretee(ヒート・ノット・バーン・シガレット)」と呼ばれます。

加熱式たばこ利用者はニコチンを含んだエアロゾルを吸引します。日本エアロゾル学会によれば、エアロゾルとは「気体中に浮遊する微小な液体または個体の粒子」のことを言います。

加熱式たばこと一口に言っても、ニコチンを吸引するまでの基本構造は種類により多少異なります。北里大学・鈴木幸男氏「わが国における電子たばこの現状と問題点」では、アイコスやグローがタバコ葉を直接過熱し、ニコチン(を含むエアロゾル)を吸入するのに対し、プルームテックはたばこ葉を直接過熱するのではなく、液体(低温で霧化する有機溶剤)を電気で蒸気化し、その蒸気をタバコ(粉末)が詰まったカプセルに通過させてニコチンを吸引すると整理されています。

余談になりますが、日本では上記のような加熱式たばこが主流のように見えますが、海外ではニコチン入りのリキッドを使用した電子たばこも利用されています。その意味では、日本市場はたばこメーカーからすると非常に事業展開のしやすい国に見えるのではないでしょうか。

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最終更新:6/12(火) 19:25
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