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【米朝首脳会談】署名テーブルの影で起きたこと

6/12(火) 21:16配信

FNN PRIME

米朝共同声明に署名

12日の米朝首脳会談で、トランプ大統領と金正恩委員長は、共同声明に署名した。トランプ大統領は、その後の記者会見で、この共同声明を「包括的文書」と呼び、完全で検証可能かつ不可逆的な核放棄(CVID)の文字はなかったが、「北朝鮮が朝鮮半島の完全な非核化に向け努力」と、「トランプ大統領は朝鮮民主主義人民共和国の安全を保証することを約束」という文字が入った。

【画像】金委員長が今回使用した航空機

米国が北朝鮮の安全保障をするというのに、北朝鮮の非核化は努力目標にとどまったという意味にもとれるかもしれない。共同声明には、北朝鮮の弾道ミサイル廃棄についての言及はない。

トランプ大統領は、署名後の記者会見において
・会談で日本の拉致問題を提起したこと
・核問題が重要でなくなるまで、制裁を続けること
・適切な時期に金正恩委員長をワシントンDCに招待する考え
を強調した。

金委員長は、米の傍受を避けてシンガポール往復?

10日、北朝鮮の金正恩委員長一行は、高麗航空IL-76MD型大型輸送機、同IL-62M型旅客機、そして、中国国際航空ボーイング747型機でシンガポール入りした。

民間機の現在位置と航路を示すウエブサイト「フライトレーダー24」によると、これら3機は、中国領空を南下し、海南島の上空、中国軍の進出が著しい南シナ海を通過し、ベトナム上空を通って、シンガポールに到着した。まるで、米軍の通信傍受用偵察機や哨戒機が頻繁に飛んでいる東シナ海や太平洋を徹底的に避けたかのようである。

翌11日、北朝鮮の通信社やテレビは、金正恩委員長がシンガポールの空港に、中国国際航空機から降り立った際、AIR CHINA(中国国際航空)の文字をしっかり示す画像を報じていた。今回の米朝首脳会談にあたって、金正恩委員長の後ろに”中国”の文字。北朝鮮側は敢えて、それを強調したようにも受けとめられる。

米大統領車列にARA-0548アンテナ

首脳の移動の際、首脳の安全と、どのように確実かつ安全な通信を確保するかは極めて重要な事項だ。
トランプ大統領が外遊する際は、大統領が搭乗すると、コールサインが“エアフォース・ワン”となる大統領専用機VC-25型機を使用。外遊先で必要なら、大統領が搭乗するとコールサインが、“マリーン・ワン“となるVH-3型ヘリ、VH-60型ヘリを使用。車両も、防弾ガラスの厚さが12cm以上と言われ、耐弾性を高めた“2009キャデラック・プレジデンシャル・リムジン“、キャデラック・ワン(通称、ビースト)を使用する。

これらは、いずれも、大統領の安全確保と安全な通信確保のためだ。今回、シンガポールでの、トランプ大統領の車列には、少なくとも、2両、十字型の「ARA-0548アンテナ」を取り付けた車両があった。このアンテナは、小型だが、車両が走りながら衛星通信を行うのに適した通信アンテナとされ、米軍の装甲車にもしばしば、積載されている。

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最終更新:6/13(水) 0:21
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