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Cypress、ISO 26262準拠のNOR型フラッシュメモリを発表

6/13(水) 7:55配信

@IT

 Cypress Semiconductor(以下、Cypress)は2018年5月30日(米国時間)、車載電子機器に関する機能安全規格「ISO 26262」に準拠した「Semper NORフラッシュ メモリ ファミリ」を発表した。

 同メモリは、ISO 26262が定める4段階の安全性要求レベル(ASIL:Automotive Safety Integrity Level)のうち、2段階目に当たる「ASIL-B」にも準拠する。-40~+125度という温度範囲での耐久性とデータ保存性能を備える。

 また同メモリは、複数のパーティションに分割可能なCypressの「EnduraFlex」アーキテクチャを採用。パーティションごとに耐久性または長期保存用に最適化を図る。

 例えば、データの書き込み頻度が高い用途に利用する場合、512MBの場合は最大128万回、1GBの場合は最大256万回のプログラム/消去サイクルを可能とする。プログラムコードや設定データのように書き換え頻度が低いデータを格納するパーティションは、データを25年間保存できるよう設定することができる。

 Semperフラッシュの電源電圧は1.8Vまたは3.0V。記憶容量は、512MB~4GB。QuadまたはOctal SPI(Serial Peripheral Interface)や、HyperBusインタフェースに対応する。Octal SPIまたはHyperBusインタフェース搭載品は、JEDECの「eXpanded SPI(xSPI)」規格に準拠し、毎秒400MBの速度での読み出しが可能。

 Cypressでフラッシュ ビジネス ユニット担当副社長を務めるRainer Hoehler氏は、「安全性と信頼性は、自動運転や産業機器にとって最優先事項だ。新しいSemperフラッシュ ファミリは、システム障害から保護する機能や安全規格への準拠を目的として設計した。高いデータ読み出し速度やインスタントオン機能、高耐久性、長期保存性なども備えており、過酷な動作環境下でも長期間にわたって信頼性と性能を発揮する」と述べた。

 製品は、24ピンのBGA(Ball Grid Array)、16ピンのSOIC(Small Outline Integrated Circuit)、8ピンのWSONを採用。現在は、512MBデバイスのサンプルを主要顧客向けに出荷し、規格準拠品のサンプルは2018年第4四半期に出荷開始予定。量産開始は、2019年第1四半期の予定としている。

最終更新:6/13(水) 7:55
@IT