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今季2度目先発も大炎上…斎藤佑樹の心は折れてしまったのか

6/13(水) 16:34配信

東スポWeb

<阪神10-5日本ハム(12日)>日本ハムの斎藤佑樹投手(30)が12日の阪神戦(札幌ドーム)で4月7日以来となる今季2度目の先発登板を果たした。しかし、内容は4回8安打5四球7失点と炎上してしまい、試合後は再び二軍降格が決定。降板後はぼうぜんとした表情で、ベンチで目を潤ませる場面もあった。この日の登板にかけた部分もあっただけに、佑ちゃんの心は折れてしまったのか…。

 課題とする制球力が、この日も定まらなかった。初回先頭打者にいきなり四球。ここは相手の盗塁死に助けられて無失点で切り抜けるも、2回は2安打と捕逸で二死二、三塁とされると、梅野に内野安打を許し先制点を献上してしまう。

 3回も2四球と安打で満塁とされ、鳥谷の左犠飛で0―2。4回にはまたも先頭打者への四球から一死二、三塁とされると、高山に右中間へ3ランを浴びた。その後も中谷に2ランを被弾し、この回一挙5失点。終わってみれば4イニング中3イニングで先頭打者を四球で出塁させており、終始苦しいマウンドとなってしまった。

 4回7失点KO――。前回登板の4月7日のロッテ戦は8四死球を出したものの、4回途中1失点と、まだ救いはあった。だが今回、無残に炎上してしまった格好の斎藤は「調子どうこうではなく結果的に失点してしまい、試合をつくれませんでした」とすっかり意気消沈。栗山監督は「本人にもいろいろな思いがあると思う。何とかしようという思いは伝わってきている」とかばったが、試合後は即座に二軍降格が決定した。

 久々の一軍でのチャンスということもあり、この試合にかける思いはひとしおだった。腐ることなく二軍で調整し、イースタン9試合で防御率2・51と先発陣では最も安定した成績を残し、いつ声がかかってもいいように、朗報をひたすら待っていた。

 そんな中、ようやく訪れた一軍での先発チャンス。それだけに降板直後はベンチ内でぼうぜんとした表情で目を潤ませた。

 試合後、斎藤は「2か月ぶりのチャンスでしたからね…」と力ない声を漏らすと「すごい悔しいのはもちろん、いろいろなことが頭の中を巡っていました」と、降板直後のベンチでの心境を吐露。また「試合の反省と、今後自分はどういう投手としてやってけばいいのだろう、と…」と理想の投手像を見失いかけている現状も告白。それでも「またどこかでチームの優勝のための戦力になれるように、もう一度調整するしかないです」と、力を振り絞って決意を口にした。

 それにしても「いろいろなこと」とは何なのか。まさかこれが“最後の登板”になってしまうのか。降板直後に斎藤が流した涙と併せ、あまりの動揺ぶりから周囲では「心が折れてしまったのでは」などと心配の声が上がったほどだが、斎藤は本紙の直撃にベンチで流した涙の意味を「あれは目薬です」と笑いながら一蹴した。

 果たして本当に「目薬」だったのか…。今季は「ラストチャンス」と意気込んで臨んだ勝負の8年目。斎藤の今後の動向から目が離せなくなってきた。

最終更新:6/13(水) 16:37
東スポWeb

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