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女性連れ去りの車、数百キロ走行 車から本人以外の指紋

6/13(水) 11:44配信

朝日新聞デジタル

 静岡県藤枝市の山中で9日、看護師内山茉由子さん(29)=浜松市浜北区=の遺体が見つかった死体遺棄事件で、連れ去りに使われた内山さんの車から、本人や家族以外の指紋が見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。県警が鑑定を進めている。連れ去り後、車は数日間で少なくとも静岡、愛知、三重の3県で数百キロ走行。県警は遺体の遺棄場所や車を乗り捨てる場所を探していたとみている。

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 捜査関係者によると、5月26日午後6時ごろ、浜松市内のスポーツジムの駐車場で内山さんが黒い乗用車に乗った際、2人の男が続いて押し入るように乗り込み、そのまま車を発進させる様子が防犯カメラに映っていた。ジムと同じ建物にあるパチンコ店のカメラには、2人と一緒に別の男1人も映っていたという。

 車は先月末、三重県桑名市内で乗り捨てられているのが見つかった。カーナビの記録などを分析したところ、27日に藤枝市北部の山中にある遺棄現場周辺に行っていたことや、隣接する島田市内を走行していたことが判明。内山さんが連れ去られてから車が乗り捨てられるまでに少なくとも3県にまたがって広範囲を移動していた。県警は、遺体は27日に遺棄されたとみており、内山さんの死亡の経緯を調べている。

 県警は12日までに、内山さんの連れ去りにかかわったとして名古屋市内の警察署に出頭してきた40代の無職の男と、20代の男をともに監禁容疑で逮捕。捜査関係者によると、男同士はインターネットサイトを通じて知り合ったといい、「事件当日に初めて会った」と供述。内山さんとは「面識がなかった」といい、ともに連れ去りに関しては容疑を認めているという。

 また、防犯カメラに映っていた3人目の男についても、監禁や死体遺棄にかかわった可能性があるとみている。県警は、車から検出された指紋を鑑定するなどして、逮捕された男2人や3人目の男との関連を調べる。

朝日新聞社