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屋根裏の花瓶、21億円に 靴箱で数十年保管、実は…

6/13(水) 19:04配信

朝日新聞デジタル

 フランスの民家の屋根裏部屋に眠っていた花瓶が、18世紀の中国・清朝時代に作られた磁器とわかり、競売大手サザビーズが12日にパリで行った競売で、1620万ユーロ(約21億円)の異例の高値で落札された。

 花瓶には、ピンク、水色、濃淡の違う複数の緑、茶色など様々な色を駆使して、鶴や鹿、松の木が鮮やかに描かれている。靴箱の中に入れられ、屋根裏部屋で数十年以上保管されていたが、数カ月前に持ち主の女性が部屋を整理した際、サザビーズへ持ち込もうと思い立ったという。

 サザビーズによると、女性は花瓶を気に入っておらず、貴重品とも思っていなかった。だが、専門家が鑑定したところ、18世紀の清朝時代の中国で乾隆帝に捧げるために作られたものと判明。東洋美術への関心が高まった19世紀後半、フランスに渡ったとみられるという。保存状態がよく、同種の磁器はまれなため高値で落札された。(パリ=疋田多揚)

朝日新聞社

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