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創意工夫で大破壊せよ! 「ジャストコーズ4」開発者インタビュー。「竜巻とフックを使って、君ならどんな爆発を起こすかな?」

6/13(水) 17:04配信

Impress Watch

 本稿では「ジャストコーズ4」でエグゼクティブプロデューサーを務めたAvalanche StudiosのAdam Davidson氏へのインタビューを取り上げたい。プレイデモで提示された本作のパワーアップした破壊の楽しさを中心に、本作への思い入れを聞いてみた。

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 最初に筆者は「ジャストコーズ4」のプレゼンテーションがいかに楽しかったか、前作で圧倒的な破壊の方向性を示したが、今作ではそれがさらにパワーアップしていることに驚き、感心していることを伝えた。

 Davidson氏はうれしそうに笑みを浮かべ。「ありがとう、E3で初めて竜巻や新しい破壊要素を提示できて、観客に大いに喜んでもらって、こちらもうれしかった。プレゼンテーションも見てくれたんだよね? 素晴らしいね」と語った。

 今回のデモで大いに気になったのが、「竜巻の発生」だ。この竜巻はゲーム内ではどのような状況で発生するのだろうか? シナリオに従って発生するのか、フィールドでランダムに発生するのだろうか? Davidson氏は「竜巻は常にこの世界に存在している」と答えた。

 ゲーム序盤のフィールドでも遠くで竜巻が起きていることが確認できて、移動していけばその竜巻の近くまで行くことができるという。ちなみにこの竜巻が人工的なものか、自然のものかは「まだ秘密」とのこと。物語の鍵を握る存在であることは間違いないだろう。

 竜巻が人々に与える影響というところでは、開発者達は入念に調査を行なった。アメリカでも被害があるが、「ジャストコーズ4」の舞台となる南米地域でも竜巻が発生すれば大きな被害が生まれる。ある意味竜巻は被害のある地域では「身近なもの」であり、竜巻に住民達がどう向き合うかという取材で得た住民達の生活風景は、本作にも活かされているとのことだ。

 ちなみに「竜巻を操る」といった要素はないとのこと。それは表現のパフォーマンスにも影響するし、ゲームとして制御ができなくなってしまう。一方で敵軍は竜巻の進路をそらそうとする武器も開発しており、これらが堂ゲームに絡んでくるかも興味深い。

 そしてもう1つ本作の大きな特徴が「グラップリングフック」だ。進化したグラップリングフックは、オブジェクトに風船を着けてを浮かすことやブースターで加速させることなどができる。オブジェクトを吹っ飛ばしたり、突撃させたり、川向こうの敵に向かってガスタンクを飛ばしてぶつけることもでき、プレーヤーの工夫次第で無限の可能性を持つようになった。

 Davidson氏は「ジャストコーズ4」の開発にあたり、前作が終わった時点から本当に何度も議論を重ねたという。彼らを驚かせたのは「ユーザーの工夫」である。ユーザーはより面白い破壊、ハチャメチャな破壊を実現するために、開発者の思惑を遙かに超える工夫を凝らしていたのである。引っ張る、くっつけるというグラップリングフックを活用し、車にドラム缶をくっつけたり、落下を利用したり、彼らのプレイ動画こそが、本作のグラップリングフックの進化に繋がった。

 風船で浮かし、ブースターで吹っ飛ばせるようにしたのは、その工夫を後押しするためだ。「ユーザーが前作のプレイ動画で『ここで準備としていったん物を置いておきます』と言っているのを見て、本作ではこの無駄な手間を省いて破壊を楽しんでもらおう、と思ったんだよ。進化したグラップリングフックは多彩な機能があるから、もっと楽しめると思うよ」とDavidson氏は語った。

 グラップリングフックはものすごく細かくカスタマイズが可能だ。モノを引っ張る強度、気球で浮かせる高度や、滞空時間……様々なポイントの設定でユーザーが思い描く破壊を可能にできるという。これはかなりプレイ動画が楽しそうな要素である。その気になれば「ピタゴラスイッチ」のような複雑なこともできるかもしれない。もちろんやり方の説明や、ある程度機能を決めた「テンプレート」もあり、初心者にも配慮している。

 Davidson氏は圧倒的な自然の力を感じさせる「竜巻などの気候変化」と、大きく自由度が広がった「グラップリングフック」はやはり今作の大きなアピールポイントだと語った。そしてこれから初めて本作をプレイする人にとっては「創意工夫を可能にする自由度」をぜひ感じで欲しいとのこと。

 重力やオブジェクトの重さがありつつも、まるでおもちゃを使って遊ぶように自由にオブジェクトを動かせる。現実的な感触がありながら、ハチャメチャなことができる。その自由度をぜひ体験して欲しいという。「ストーリーを追うだけでも楽しさは保証するけど、やっぱりシリーズの強みは『何でもできる、何でもぶっ壊せる、クリエイティブな破壊ができる』ということなんだ」とDavidson氏は語った。

 最後にDavidson氏はファンへのメッセージとして、「竜巻を前にしたら、驚いて腰が抜けちゃうぞ!」と語った。本作のノリそのままのコメントだ。

 プレゼンテーションの開発者デモプレイやインタビューを聞いているだけで、ワクワクし、そのハチャメチャな仕掛け、そしてそれが巻き起こす大破壊に拍手喝采してしまう。そして「俺ならばどんな破壊ができるだろうか」と思ってしまう。「ジャストコーズ4」の発売が本当に楽しみだ、そしてユーザー達の「破壊」に大いに期待したい。

GAME Watch,勝田哲也

最終更新:6/13(水) 19:37
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