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今井絵理子がWWEスーパースターを目指す息子を応援!「耳が聞こえなくても夢に向かって頑張る姿を見せてほしい」

6/13(水) 12:11配信

バトル・ニュース

 某日、神奈川県川崎市多摩区のHEAT-UP道場にて、HEAT-UP代表の田村和宏と参議院議員の今井絵理子氏が対談を行った。

 今井絵理子氏は、1995年にダンス&ボーカルグループ『SPEED』でデビューし、現在も音楽活動を続けながら自由民主党所属の参議院議員として活動。息子の礼夢くんが先天性高度感音性難聴という聴覚障がいを持っていることから、障がい者支援に力を入れている。

 そして、礼夢くんは現在神奈川県川崎市を中心に活動するプロレス団体・HEAT-UPが運営するプロレス教室に通って元気に汗を流している。
 プロレスリングHEAT-UPは、プロレスの興行だけでなく、神奈川県川崎市の地域密着団体として、障がい者支援・福祉活動・警備活動・子供達への支援などの社会貢献活動をプロレスを通じて行っている団体。
 HEAT-UPのこうした取り組みに共感した今井氏は、「将来はプロレスラーになりたい」と語る礼夢くんをHEAT-UPのプロレス教室に通わせ、夢に向かって努力する息子の背中を母として後押ししている。

 6月23日に神奈川県・カルッツかわさき(旧川崎市体育館)で行われるHEAT-UPの大会では、礼夢くんが他の生徒さんとともにリングに上って発表会を行うことになっている。
 3000人規模の会場でプロと同じリングに立ってプロレスをすることになった礼夢くんが練習に励む姿を、この日も今井氏は優しい表情で見守り、ときには声を出して応援していた。

 そして、HEAT-UP代表の田村和宏は、HEAT-UPのこうした社会貢献活動の原点について、ダウン症である自身の姉と共に生き、「自分の人生とは切っても切れないものだと思ったから」と語っている。
 障がいのある家族を持ち、“プロレス”という共通点で交わって障がい者支援に力を入れる二人が対談を行った。
 
――今井さんとHEAT-UPはどのような経緯で関わりが生まれたのでしょうか
今井「去年の春頃に、参議院の議員会館まで田村選手が来て下さったんですよ」
田村「去年8月の後楽園ホールでの大会のとき、僕のコスチュームを作って下さっている方が今井さんのスタッフの方の知り合いで、その方に紹介していただいたんですよね」
今井「息子が昔からWWEの大ファンだったんです。それまでは観戦中心だったんですけど、田村選手と出会って、HEAT-UPの道場で田村選手直々にプロレスを教えていただけるということを聞いて、それで息子に『やってみない?』と聞いたら、もう『やる!』って即答で(笑)今じゃHEAT-UPの追っかけのようにハマっています!」
田村「今井さんと言えば、僕ら世代にはたまらないものがあるというか、もう今井さんにお会いできることが嬉しくて、奇跡のようなことだったので、今井さんから『息子さんが道場に行きたがってる』っていう連絡が来たときには『そんな馬鹿な話があるわけ無いだろ』って信じてなかったですよ(笑)でもホントに来てくれて。一回だけかなと思ったら入会までしていただいて。僕的にはホントに嬉しかったというか、まさか今井さんがここまで礼夢くんと一緒に頑張ってくれるなんて思わなかったので(笑)」
今井「ホント田村選手の人柄も含めてですよ。最初に道場に来たときに、うちの子は耳が聞こえないので、どういったサポートをしてもらえるのかということをお話させていただいたんですけど、そこで丁寧にホワイトボードを用意していただいたりとか、障がい福祉のボランティア活動もされていたので、その辺の理解が誰よりもあると感じて安心してお任せできると思ったんです。母としては心強いですよ。あと、道場生の仲間も素晴らしいですよね」
田村「そうなんですよ。皆さん理解があって。実は、ホワイトボードとかノートとかを用意してくれたのは道場生なんですよ」
今井「そういうところもですよね。チームとして、仲間として礼夢のことを受け入れようとしてくれて、素敵だなぁって……。でも、田村選手を筆頭にHEAT-UPがあるわけですから、類は友を呼ぶじゃないですけど、田村選手の人柄が大きな輪になってるのかなと感じます」

――息子さんはいつからHEAT-UP道場に通っているのですか?
今井「早かったですよね」
田村「早かったです。すぐ入会しましたもんね」
今井「一回見学に来て、次には入ってたのかな。去年の9月くらいから週2回以上通ってて、あとはHEAT-UPの試合観戦ですね!(笑)最近はGOING-UPという別ブランドの試合も始まったので両方忙しいんですよ(笑)試合も追っかけてます!」
田村「学校の部活とも両立してますもんね」
今井「学校では野球部に入っているので、両立は大変かなと思ったんですけど、HEAT-UP道場には必ず欠かさず通ってて……まだ休んでないと思いますね。野球部も真面目にやってます。ポジションはセカンドって言ってましたね」 
田村「野球選手になりたいとかは言わないんですか?」
今井「ろう学校って部活が少ないんですよ。生徒の数も少ないので、男子は野球部と卓球部しかなくて、女子はバレー部と卓球部だけ。限られた選択肢の中で友達がいっぱいいる野球部に入ったんです」
田村「色々と制限もありますものね」
今井「中々障がいのある方の受け入れっていうのが難しくて。バリアフリーであったり、理解が乏しくて入り口で断られるケースも多いんです。トレーニングジムや体育館でも車椅子の方の受け入れをお断りしているところもあったり。そういった沢山の方々の認識を変えるっていうのも私の使命でもあります。田村選手も、障がい者福祉も含め、障がいのある子たちにも体を動かす楽しさっていうのを伝えていって欲しいなっていうのと、もっとスポーツが出来るような、観戦も出来るような環境を整えていきたいと思います。でも、ホントによかったと思って!息子がこんなにキラキラするんだって!生きがい!感謝なんですよねー!」
田村「僕も鍛えがいがありますよ(笑)道場の発表会で礼夢くんとシングルマッチで試合したことあったんですけど、僕がなにをやってもブーイングが起きましたもんね(笑)」
今井「心強いですし、親としてありがたいですよね。そういった場所を提供して下さったりとか、プロレスを通して障がいのある子たちに『笑顔になってほしい』『元気になってほしい』っていう想いを伝えていただけたりするのはありがたいなって。そもそも、私も長年ボランティアをしていて、私は歌を通して特別支援学校であったりとか養護学校とかを回っていたんですけど、それがHEAT-UPの活動と色々重なって」
田村「いやいや、今井さんの活動とは規模が全然違いますよ!(笑)」
今井「私もギター一本持って、右手には礼夢を連れて全国回って(笑)なんかね、活動に重なる部分、共通点があったので、応援したいなって思ったんです。おこがましい感じですけど(笑)」
田村「いやいやいや……(笑)」

――礼夢くんは6月23日のカルッツかわさき大会で発表会に出るということですが、それについての想いは
今井「本人はね、今からすごい緊張してますよ」
田村「緊張してるんですか?」
今井「してますよー。前はこの道場だったけど、次はプロと同じリングに立てるわけじゃないですか。だから緊張していて……。でも、すごく楽しみにしています!」
田村「ちょっと心配なのは、僕らは今回は礼夢君とは絡まないんです。一般の生徒さん同士でやってもらいます。でも、うちの生徒さんのスゴイところも見せてもらいたいんです。障がい者に理解がある生徒さんがとても多いので、そういうのをアピールする場でもいかなって。礼夢くんは練習も楽しくやってますね」
今井「反抗期もなかったんですよ、私には。同居のおばあちゃんにはあったみたいですけど(笑)私とは会話が手話だから意思疎通は取れているんですよ。まあケンカもしますけど」
田村「怒ったりもするんですか?イメージ的にはすごい優しそうですけど」
今井「親バカだから甘やかしてて(笑)だからあの子も基本すっごい優しいの。技かけるときもすっごく優しいの!(笑)」
田村「でも、ホント練習も一生懸命楽しそうにやってますよ」
今井「最初はケガとかがすごく心配でずーっと見てました。最初の頃はねー」
田村「今は帰っちゃいますよね(笑)」
今井「今は思春期でもありますし、『お母さん、大丈夫だから。心配しなくていいから』って自立しようとしているので。心の中では心配なんですけど……ケガも心配ですけど、一番は息子が生きがいを持ってこうしてキラキラしてやっているのなによりです。それを発表会でも楽しんでやってほしいなって思います。うちの子も、エンターテイナーの血を継いだのかな?(笑)やっぱDNAなのかなって」

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