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90年代ネタで人気の英R&Bシンガー、エンジェルが5年ぶり新作を発表

6/14(木) 19:00配信

bmr.jp

90年代ネタで人気の英R&Bシンガー、エンジェルが5年ぶり新作を発表

90年代ネタで人気の英R&Bシンガー、エンジェルが5年ぶり新作を発表

数々の名曲をサンプリングし、90年代R&Bへのオマージュを強く打ち出しているイギリスのR&Bシンガー/プロデューサー、エンジェルが、オリジナル・アルバムとしては5年以上ぶりとなる新作『Woman』を8日に発表した。

本名をサイラク・チャールズというエンジェルは、1987年生まれのR&Bシンガー/プロデューサー。父親が70年代にボブ・マーリーやデニス・ブラウンらとも共演したというレゲエのセッション・ミュージシャンだったこともあり、楽器やレコーディングスタジオもある家で育ち、ピアノ、ギター、ドラムは独学で身につけるなど自然とミュージシャンを目指すように。父親の意向で兄弟姉妹を中心としたグループ=チャールズ・ファミリーで音楽活動を始め、このグループはBBCのドキュメンタリー番組にも取り上げられたという。

しかしある日突然、強盗・誘拐・不法火器の所持などの容疑者として逮捕され、彼の人生は大きく変わる。後に誤認逮捕であったことが分かり、全ての容疑について無罪判決が下ったが、判決が下るまでの8ヶ月間、人の目を避けるかのように音楽制作に没頭。この時に制作した楽曲が注目されて音楽出版契約のオファーが届き、元ミスティークのアリーシャ・ディクソン、ピクシー・ロットらの楽曲制作に携わるように。中でも2010年に発表されたロール・ディープの“Green Light”は全英シングル・チャート1位の大ヒットとなった。こうしたソングライターとしての成功により、英Island Recordsとのメジャー契約を獲得。2013年にデビュー・アルバム『About Time』が発表され、アルバムからは“Wonderful”が全英シングル・チャート最高9位のヒットを記録した。

そして6月8日に発表されたのが、『About Time』以来、およそ5年2ヵ月ぶりとなるニュー・アルバム『Woman』だ。前作『About Time』でも、ジュニア・マフィア+ノトーリアス・B.I.G.の“Get Money”をサンプリングした“Paid In Full”といった曲があったが、こうした90年代R&B~ヒップホップ路線は2016年に発表されたEP『HER』で拡大。キース・スウェット、ボビー・ブラウン、シスコ、ジェイドといった90年代を中心としたR&Bヒットを時に大胆に引用し、今様のトラップ・ビートと組み合わせることで新たなファン層を拡大していった。

今回発表された『Woman』も、リード・シングルの“Nothing Wrong”で、R.ケリーの“Bump N' Grind”から「I don't see nothing wrong...」というフレーズを拝借しているほか、終盤にはR.ケリー&パブリック・アナウンスメントの“Honey Love”をサンプリング。他にも、マーク・モリソンの90年代ヒットを意識した曲名の“Return Of The Mackin'”でフェイス・エヴァンスの“Soon As I Get Home”を、“No Flutes”では、スティーヴィー・ワンダーねたとして有名なクーリオの全米ナンバーワン・ヒット“Gangsta's Paradise”を使用。その他の楽曲でも、ブライアン・マックナイトやボーイズIIメン、アッシャーなどを想起させる90年代R&B色をにじませる場面が多々あり、2010年代型のトラップR&Bのファンだけでなく、90年代R&Bファンにも響くような楽曲が並ぶ。

プロデュースを担当するのはそのほとんどがエンジェル自身だが、リル・キムと同ネタ使いとなったアリアナ・グランデ“Right Here”などのプロデュースで知られる英国出身のハーモニー・サミュエルズ、エミネムからニーヨ、ジャスティン・ビーバーまで手がけるネフューらも制作で参加しており、エンジェルのR&Bシンガーとしての魅力を引き出している。

またゲスト・アーティストには、“Fine China”などクリス・ブラウン楽曲のソングライターとして活躍する一方、ニーヨ、ザ・ゲーム、アウトキャストのビッグ・ボーイから日本のAIまでその歌声が求められる米R&Bシンガーのエリック・ベリンジャー、アメリカでの所属レーベルであるMotown Recordsのレーベルメイトになる新進ラッパーのチャズ・フレンチや、ドレイクの大ヒット作『More Life』への参加も話題になった英ラッパーのギグス、そしてウェストロンドンの新進R&B~ヒップホップ・トリオ=ウェスタン(WSTRN)のメンバーであるヘイルが参加している。事前情報では、Motownとの契約時からコラボレーションの話が出ていたスウィズ・ビーツも参加しているとされていたが、スウィズの名前は見当たらず、不参加に終わったようだ。

1. Woman (Intro)
2. No Flutes (feat. Eric Bellinger)
3. Thug Juice
4. Fly (feat. Giggs & Haile WSTRN)
5. Nothing Wrong
6. Return Of The Mackin'
7. Night Shift
8. Woman
9. Patience
10. Love House
11. Waiting For You
12. Makin' Up
13. Risk It All
14. More (feat. Chaz French)

最終更新:6/14(木) 19:00
bmr.jp