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ジャガイモ新品種「ながさき黄金」 市民有志の商品化始動 諫早

6/14(木) 11:11配信

長崎新聞

 長崎県内のジャガイモの代表的な生産地、諫早市で新品種「ながさき黄金(こがね)」を使用した市民有志の商品化計画が動きだした。新しい焼酎作りに挑み、甘みや色合いを生かしたコース料理が料理店に登場する。
 黄金は県農林技術開発センターが「インカのめざめ」を品種改良して開発した。鮮やかな黄色の肉色で、甘みが強くホクホクとした食感が特徴。白内障などの眼病予防効果が期待される機能性成分を多く含んでいる。昨年、一般栽培が始まったが、一般的な「ニシユタカ」に比べると小ぶりなため市内の生産農家は1件にとどまり、消費者に知られていない。
 「諫早グルメフェスティバル」の実行委員長を務める陣野真理(しんり)さん(32)が黄金を知ったのは昨年秋。黄金で焼酎を造ってブランド価値を高め、諫早を魅力的な地域として発信しようと、一般市民でつくる「ながさき黄金プロジェクト」を今年1月に発足させた。出資者を募って集め、買い取りを約束して農家に黄金の生産を直接依頼した。
 農家は今月13日までに約1・2トンを収穫。うち600キロを地元の酒造「杵の川」(土師野尾町)に持ち込んだ。焼酎を仕込み、貯蔵熟成を経て来年の2月下旬ごろに完成する予定。
 メニュー作りにも取り組んでいる。同市泉町の中華料理店「杏(あんず)てい」で開いた試食会には大水敏弘副市長や陣野さんら10人が集まった。皮が黄色いギョーザやアイスクリームなどのコース料理に、出席者からは「鮮やかな黄色が食欲をそそり、インスタ映えしそう」「自然な甘みが生かされていておいしい」などの声が上がった。同店で18日から30日まで、黄金のコース料理を2500円と3500円で提供する。要予約。
 陣野さんは「まずは焼酎やコース料理などで市民の興味を引き、黄金の認知度とブランド価値を高めることが目標。来年以降も継続的に仕掛けていきたい」と話している。出資者は募集中で詳細は陣野さん(電090・2857・4775)まで。

最終更新:6/15(金) 0:27
長崎新聞

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