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【ボクシング】那須川天心の幼なじみ、並木月海がカザフスタンで快進撃

6/14(木) 15:04配信

イーファイト

 6月5日から10日までカザフスタンの首都アスタナで行われた五輪ボクシング競技の第6回大統領杯では日本からも7人の選手が出場。並木月海(なみき・つきみ/19=自衛隊体育学校)が女子51kg級で金メダルを獲得した。並木は幼少時代から同い年の那須川天心と切磋琢磨した間柄であり、格闘技界の当たり年(1998年~1999年)に生まれた逸材の一人だ。

【フォト】幼少時代。のちの“神童”那須川天心とツーショット

 この大会には自衛隊体育学校から全選手が派遣される形となった。並木は1回戦でメーナクシ(インド)と対戦。女子ボクシング強豪国インドの代表に日本の女子ボクサーが勝った例はほとんどなく、並木もそのことが「頭から離れなかった」とはいうが、満場一致の5-0でポイント勝ち。勢いに乗って準決勝では、1階級下で世界選手権2連覇の実績を持つナジム・キザイバイ(カザフスタン)にも3-2で勝利した。

 そして決勝でも世界大学選手権金メダリストのチューサマット・ラクサット(タイ)に3-2で勝利。金メダルを獲得した並木は「去年に国内の大会で2回負けて、強いっていうのは最後まで我を貫き通せることだと再確認して、その意識に集中した練習を続けてきた」と話した。

 埼玉・花咲徳栄高校時代に女子ボクシング稀代の倒し屋として現れた並木は、昨年に愛媛で行われた国民体育大会で和田まどか(福井県体育協会)にポイント負け。2ヶ月後の全日本女子選手権で同門の晝田瑞希(自衛隊体育学校)にも敗れたが、それまでは国内外の試合を通じて無敗と高いRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)率を維持していた。

 153cmの小柄な体格で上を狙うのは難しいとの声もあったが、本人は「今回の国際大会で、小柄な選手の長所は十分にあると確認できた。特に上下の打ち分けは大きな選手より有効に使える」と手応えをつかんだように力説した。

 並木の格闘技キャリアは幼稚園の年長で始めた極真空手が始まりで、初黒星の相手が那須川だった。両者はその後も何度か手合わせをしたことがあったと言う。

 花咲徳栄高校を卒業し、自衛隊体育学校に入る前にも那須川の父・弘幸氏が代表を務めるTEPPEN GYMでトレーニングし、那須川ともボクシングで久々に手合わせをしたという。那須川は「今の月海が負けるところは想像できない」と絶賛していた。

 並木の他には女子の57kg級で既出の晝田が銀メダル、男子52kg級で馬場龍成(自衛隊体育学校)が銅メダルを獲得している。

(善理俊哉)

最終更新:6/15(金) 20:44
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