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岩手・宮城内陸地震10年「心の傷癒えぬが助け合って」

6/14(木) 20:27配信

TBC東北放送

TBC

 最大震度6強を観測し大規模な土砂災害などにより23人が犠牲となった「岩手・宮城内陸地震」から10年です。宮城県栗原市では追悼の式典が開かれ被災地は1日、鎮魂の祈りに包まれました。
 栗原市栗駒の駒の湯温泉の慰霊碑には14日朝、遺族らが集まり、地震発生時刻の午前8時43分にあわせて祈りをささげ、犠牲者を悼みました。駒の湯温泉では土石流により7人が犠牲になりました。
 栗原市花山地区でも遺族ら約20人が地震発生時刻に合わせ黙とうを捧げました。弟夫婦を亡くした伊藤千秋さんは地震から10年がたつ今でも弟の写真をつらくて見られないといいます。
 2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震では栗原市で最大震度6強を観測。荒砥沢ダム周辺では全長1300メートル、最大落差150メートルという国内最大級の地滑りが発生しました。市内各地で大規模な土砂災害が発生し17人が死亡、いまも6人が行方不明となっています。
 午前11時から行われた追悼式では、駒の湯温泉の菅原昭夫さんが遺族を代表して10年を迎えた思いを語りました。式には約300人が参列し、一人ひとり祭壇に献花をして犠牲者を悼みました。
 荒砥沢ダム周辺など、栗原市内では各地につめ跡が残されていて、市では防災教育や観光への活用を進めています。観光客数は2017年で約187万人と内陸地震前の水準に回復している一方、被災地域では過疎化や高齢化が進行しています。

最終更新:6/14(木) 21:00
TBC東北放送