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「80ヤード置いていかれた」スペイン新星の飛距離に驚がくの証言

6/14(木) 18:26配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL 3日目◇14日◇中京ゴルフ倶楽部・石野コース(男子6,843ヤード・パー71 女子6,130ヤード・パー72)>

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愛知県にある中京ゴルフ倶楽部・石野コースで開催されている、ナショナルチーム世界一決定戦「トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL」は男子3日目が終了。この日6つスコアを伸ばしたスペインが、チームスコアを20アンダーとし初優勝に王手をかけた。3位から出た日本はチームスコア8アンダーに後退し、4位で最終日を迎えることとなった。

この日からスコア順での組み合わせとなったが、日本チームは初日から首位を走るスペインの勢いに圧倒された。最年少15歳の久常涼(岡山県作陽高1年)が“66”で一人気を吐くも、エース格の中島啓太(代々木高3年)が3オーバーとスコアを落とすなど、チームは上昇気流に乗れなかった。中島は同組となったスペイン選手に対し、「チャンスはきっちり入れて、ピンチはすごい集中力で抑えてくる」と脱帽。スタート時は5打差にいた背中は大きく遠のいた。

チーム2番目にティオフした鈴木晃祐(西武台千葉高3年)もスペイン勢の力に目を丸くした一人だ。同組のエウヘニオ・ロペス-チャカラ・コトは世界アマチュアランキングで今大会出場選手中最上位となる88位。セベ・バレステロスに憧れてゴルフを始め、来季から名門ウェイクフォレスト大に進学が決まっているスペインゴルフ界期待の新星だが、「ずっと80ヤードくらい置いていかれた(鈴木)」と、その飛距離差にがく然。

ロペス-チャカラ・コトに聞けば「平均飛距離はキャリーで300ヤードくらいかな」と笑顔でサラリ。プロフィール上では平均270ヤードの鈴木も、世界レベルの飛ばしをまざまざと見せつけられて「僕が急に飛ばなくなったのかと思った。異次元です…」と言葉を失った。

鼻歌交じりでコースをあとにしたスペインチームには、余裕すら感じられる。中島は言う。

「(スペイン勢から)感じたのは、普通のラウンドしている時は60%~70%くらいの集中力でやっているように見えること。そうすれば、ある程度集中できているし、周りも見えている。それで、ピンチとかチャンスが来た時に100%出している。最初から100%を出していたらそれは無理」。パワーとテクニックだけではない、ラウンド中の気持ちの切り替えもスペインが一枚も二枚も上手と言えそうだ。

若き日本チームにとっては世界の壁を感じられたことも、今は経験ととらえるしかない。スペインとは12打差がついたが、個人8アンダーで2位タイの久常には個人優勝のチャンスもある。最後の18ホールを消化ラウンドにはしない。

【男子3日目結果】
1位:スペイン(-20)
2位:デンマーク(-13)
3位:タイ(-10)
4位:日本(-8)

個人
2位T:久常涼(-8)
14位:中島啓太(E)
21位T:小寺大佑(+4)
27位T:鈴木晃祐(+5)

【女子3日目結果】
1位:日本(-14)
2位:韓国(-8)
3位:カナダ(-1)
4位:スウェーデン(+2)
5位:アメリカ(+5)

個人
2位:西村優菜(-6)
3位:安田祐香(-5)
5位T:古江彩佳(-3)

※男子は各チーム4人中上位3人のスコアの合計、女子は各チーム上位2人の合計で争われる。

(撮影:ALBA)<ゴルフ情報ALBA.Net>