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【2018年後半アニメ映画】下期注目作はこれだ!

6/14(木) 17:32配信

シネマトゥデイ

 ここ数年、質・量ともに充実しているアニメ映画。分水嶺は2012年。細田守監督が『おおかみこどもの雨と雪』をヒットさせたこの年、ジブリ作品不在にもかかわらずはじめて劇場アニメ興行収入が400億円を超えたのだ。その後もアニメ映画は安定した人気を集め、コンスタントに400億円以上をキープし続けている。2016年には『君の名は。』『この世界の片隅に』『映画「聲の形」』という3作品がそれぞれにヒットを記録。同年のアニメ映画興行収入は663億円に達した。

 2018年前半も、脚本家の岡田麿里が初監督に挑んだ『さよならの朝に約束の花をかざろう』や『映画「聲の形」』の山田尚子監督による『リズと青い鳥』が注目を浴び、『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』がシリーズ最大のヒットとなるなどニュースが続いたが、2018年後半も、さまざまな注目作が並んでいる。(文:藤津亮太)

 まず筆頭は、なんといっても7月20日公開の細田守監督『未来のミライ』。前作『バケモノの子』から3年ぶりの新作だ。甘えん坊の男の子“くんちゃん”に妹ができた。両親が妹ばかり構うので、不満に思うくんちゃん。そこに未来からやってきた妹だという“ミライちゃん”が現れる。くんちゃんはミライちゃんに導かれて、時を超えた冒険に出かける。兄妹を入り口にしたストーリーは、間口は広く、奥行きが深いエンターテインメント作品となりそうだ。

 一方、8月17日に公開される『ペンギン・ハイウェイ』は、新鋭・石田祐康監督の初長編作品。森見登美彦の同名小説をアニメ化した、突如街に現れたペンギンを巡って展開するひと夏の物語。森見の小説はこれまでにテレビアニメ「四畳半神話大系」(2010)、「有頂天家族」(2013)、映画『夜は短し歩けよ乙女』(2017)とアニメ化されており、いずれも魅力的な仕上がり。『ペンギン・ハイウェイ』への期待も膨らむ。

 9月1日には人気の青春小説「君の膵臓をたべたい」のアニメ映画が公開される。監督は牛嶋新一郎。同作は2017年に実写映画も公開され話題を呼んだ。近年テレビアニメと実写映画が競作になるケースは多いが、実写映画とアニメ映画のケースは珍しい。果たしてアニメならではの魅力はどのような形で表現されるのか。

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最終更新:6/14(木) 17:32
シネマトゥデイ