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コロンビア戦必勝!本紙評論家・柱谷氏と武田氏がスタメン最終激論 香川と乾の昇格一致

6/14(木) 16:32配信

東スポWeb

 サッカーのロシアW杯は14日(日本時間15日)に開幕を迎える。本番前最後の国際親善試合となったパラグアイ戦を快勝で締めた日本代表は13日(同14日)、ベースキャンプ地のロシア・カザンに入った。西野朗監督(63)が就任してからも不振だったチームも、ようやく上向き。1次リーグ初戦コロンビア戦(19日)に向けて元日本代表DF柱谷哲二氏(53)と同FW武田修宏氏(51=ともに本紙評論家)は西野ジャパンの現状をどう見ているのか。2人が下した最終ジャッジは――。

 柱谷氏:パラグアイ戦で日本代表は自信を取り戻したかもしれないね。攻守のイメージを共有できていたし、戦術も浸透してきたように見える。

 武田氏:MF香川真司(29=ドルトムント)とMF乾貴士(30=ベティス)の連係が抜群で、改めてコンビの重要性を知らされました。2人ともタメがつくれてワンタッチでもパスを出せる。相手の守備に的を絞らせなかったし、この2人をサポートできる選手が絡んだら得点の可能性はさらに高まる感じがします。

 柱谷氏:この2人のパフォーマンスを見てしまうと、やはりMF本田圭佑(32=パチューカ)は厳しいな。本田には昔のキレがないように感じるし、スイス戦(8日)は走れていなくて全体のブレーキになっていた。あの状態なら香川を使ったほうがいい。

 武田氏:W杯の舞台ではやはり走れない選手は活躍できない。香川と乾はケガで出遅れていた分、これからコンディションも上がってもっと動けるようになるはず。2人の前線からのプレスがはまらなかったときに、どうするかという問題はありますが、それでも本田を使うよりは断然いいと思います。

 柱谷氏:コンディションは大事だよ。本田だけでなく、パラグアイ戦のFW岡崎慎司(32=レスター)もキレがなかった。2人ともコロンビア戦までに急激に調子が上がってくるのは期待しにくいな。

 武田氏:私は岡崎は必要な存在だと思います。数少ないチャンスで点を取れるのは彼しかいない。パラグアイ戦で香川と乾が生きたのも岡崎の動きがあったから。本番では切り札になりますよ。

 柱谷氏:スピードがあるコロンビアを崩すにはキレを取り戻さないと厳しいんじゃないかな。

 武田氏:岡崎も香川と乾同様、ケガでシーズン終盤は欠場していましたから、これから調子を上げてくるはずです。

 柱谷氏:それはそうと、攻撃に光明が差したのとは対照的に、守備の不安は消えないままだな。背後のボールに対する最終ラインの対応が悪い。高いラインを保とうとするけど、一発で相手に裏を取られている。あと押し込まれた時の対応も課題だね。粘り強さが欠けている。守備時に体を張り、シュートブロックも顔面で止めるくらいの気迫があっていいのに、それを感じない。

 武田氏:そうなると、守備的MFを誰にするか。なかなか難しい問題だと思いますが…。

 柱谷氏:攻撃力があるコロンビアが相手だと、MF大島僚太(25=川崎)、MF柴崎岳(26=ヘタフェ)は厳しいかな。パラグアイ戦で先制されたシーンも柴崎のクリアは軽かった。中盤でプレスをかけるところは大丈夫だとしてもゴール前ではごまかしが利かない。

 武田氏:守備のことを考えると同感ですが、攻撃面を見れば柴崎は欠かせないと思います。パラグアイ戦も効果的な縦パスで攻撃のスイッチを入れていました。あれは相手にとっては嫌なプレーですし、日本にとってはリズムが生まれるプレー。それに柴崎は精度の高いプレースキックの持ち主。パラグアイ戦でもオウンゴールを誘発していましたし。この部分でも、最近可能性を感じない本田よりは上でしょう。

 柱谷氏:就任してから3試合戦った西野監督はチームの和を大切にしている。W杯直前の試合はメンバーを固めてやるところだけど、2試合で23人全員を使った。チームが結束することを大事にしたほうがうまくいくと判断したんだろうね。

 武田氏:本番前の最後の試合で得点を決めて勝ったというのは、チームの雰囲気を良くするためにもよかった。西野監督も手応えは感じているはずなので、チームが一丸となってブレない戦いをしてほしいです。

最終更新:6/14(木) 16:37
東スポWeb