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「Google マップ」が灰色がかる表示エラー、該当サイトはAPI認証キーの確認を

6/14(木) 14:00配信

Impress Watch

 日本時間の6月12日ごろより、「Google Maps API」を使用しているウェブサイトにおいて、一部、地図の表示エラーが発生しているところが出てきている。地図にグレーのフィルターがかかって表示されるようになり、「このページではGoogle マップが正しく読み込まれませんでした。」といった警告が表示される状態だ。

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 今回のタイミングでこうした表示エラーが発生している場合は、Google Maps APIの仕様変更が同日より実施されたことによる影響が考えられる。6月12日以降、同APIを使用するには、APIへのアクセスを認証するための“APIキー”の設定が必須となったため、APIキーを設定しないままでGoogle Maps APIで地図を読み込もうとすると、上述のようなエラーになる。

 以前はAPIキーなしでも使用できる仕様だったが、Googleは2016年6月、APIキーなしでの地図の読み込み(キーレスリクエスト)の廃止を発表。それ以降、Google Maps APIを新たに使用するサイトにおいては、APIキーの設定が必須になった。

 一方で、それ以前からGoogle Maps APIを使用しているサイトでは、キーレスリクエストでも従来どおり地図を表示できる猶予期間が長い間続いていたが、今回、キーレスリクエストの完全廃止が実施されたかたちだ。

 古くからGoogle Maps APIによる地図表示を行っているサイトでは、APIキー未設定のまま使い続けていた可能性もある。また、外部業者に委託して構築したサイトをそのまま運用し続けている自治体や企業などでは、サイト運用担当者がAPIキーについて把握していない可能性も考えられる。今回のような表示エラーが発生しているサイトでは、APIキーが設定されているかどうか確認する必要がある。

※APIキーの取得・設定方法については、この記事の後半でも説明する。

■7月16日からは、APIの無償利用枠が大幅に縮小、課金設定の確認を

 さらにGoogleでは、米国時間の7月16日より「Google Maps Platform」へ移行することを告知している。これは、従来提供してきた有償の「Google Maps APIs Premium Plan」と無償の「Google Maps APIs Standard Plan」を統合したサービスとして提供するもので、料金体系が変わる。

 特に、これまで無償版を利用していたサイトにとっては、無償でGoogle Maps Platformを利用できるAPIリクエスト回数が大幅に縮小されているため注意が必要だ。1カ月あたりの無償枠(200ドル)を超過した場合は直ちに課金されるかたちとなっており、もし利用アカウントで課金設定を有効にしていなければ、エラーが発生する。

 なお、Google Maps Platformの料金体系などについては、5月31日付関連記事『6月11日以降、Google Maps APIによる地図表示が薄暗くなる/エラーになるケースも――「Google Maps Platform」移行で何が変わる?』を参照してほしい。

■Google Mapsの“APIキー”を取得・設定するには

 APIキーの取得・設定方法は、Google Developersのウェブサイトに「キーの取得、認証」としてまとめられているが、大まかな流れは以下の通り。

※資料提供:株式会社ゴーガ

INTERNET Watch,永沢 茂

最終更新:6/14(木) 21:22
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