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<民泊新法>名刹の僧坊でも 8人まで1泊10万~20万円

6/14(木) 20:27配信

毎日新聞

 民泊のルールを定めた「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が15日から施行される。名刹(めいさつ)で知られる「園城寺」(通称・三井寺、大津市)は7月から、境内の塔頭(たっちゅう)「妙厳院(みょうごんいん)」を民泊として運用する。写経や山伏体験などのイベントも用意する予定で、訪日外国人(インバウンド)を含め観光客に宿泊してもらい、寺や仏教に親しみを持ってもらう狙い。

 「妙厳院」は1613(慶長18)年に中興された木造平屋建ての僧坊。近年は尼僧用の住居としても利用していたが、有効的な活用策を模索していた。寺社観光の企画・運営会社「和空」(大阪市北区)からの提案を受け、宿泊施設として設備基準が緩和される、民泊での運用に乗り出すことにした。

 寝室、居間が各2部屋と食堂、キッチンのほか、仏間もあり、延べ床面積は約176平方メートル。周囲には日本庭園が配され、「近江八景」の一つ「三井の晩鐘」の音も響く。1日1組限定で8人まで宿泊でき、価格は1組1泊10万~20万円を想定している。

 現在は改装中で6月末に完成の予定。7月18日から運用を開始する。三井寺の福家俊彦・執事長は「外国の方も含め、参拝に来られた方にさまざまな体験を通じ、寺の文化を知ってもらいたい」と話す。問い合わせは「和空」(06・6356・2090)か専用サイト「テラハク」(https://terahaku.jp/)。【諸隈美紗稀】

最終更新:6/15(金) 1:04
毎日新聞