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<政府>医療費未払いの外国人観光客 再入国拒否も

6/14(木) 21:47配信

毎日新聞

 外国人観光客の医療費未払い問題を受け、政府は14日、再入国を拒否することなどを盛り込んだ対策を策定した。厚生労働省が未払い情報を把握して法務省に情報提供し、入国審査を厳格化する。2020年に東京五輪・パラリンピックで訪日客が増えることに備えるため、来年度から試行的に実施する方針。

 厚労省の調査では、2015年度に外国人観光客を受け入れた医療機関のうち、35%が医療費未払いの被害に遭ったという。未払いで出国した外国人を法務省は把握しておらず、再来日した場合でも入国拒否できない。今後は、厚労省が医療機関から未払いの外国人の情報を収集し、リスト化して法務省と共有。入国目的の確認など入国審査を厳しくし、被害を水際で防ぐ方針だ。入国を拒否する未払い額の基準は今後検討する。

 観光庁によると未払いの背景には、外国人観光客の27%が海外旅行保険に未加入で、クレジットカードで支払いができる医療機関も1%台にとどまることがある。外国人の入国時に保険加入を勧めることや、クレジットカード払いができる環境を整備することにも取り組む。【酒井雅浩】

最終更新:6/14(木) 21:47
毎日新聞