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<南北将官級会談>軍通信線を復旧へ 共同報道文発表

6/14(木) 22:07配信

毎日新聞

 【ソウル堀山明子】韓国と北朝鮮は14日、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で南北将官級軍事会談を開き、黄海で偶発的な衝突を防ぐための軍通信線を復旧することなどを盛り込んだ共同報道文を発表した。4月に南北首脳が合意した板門店宣言に基づく軍事的な緊張緩和措置の一環。会談は2007年12月以来、10年半ぶり。双方は今後も協議を続けることを確認した。

 会談は午前10時から断続的に10時間以上続いたが、成果は乏しかったようだ。聯合ニュースによると、韓国側は07年11月以降途絶えている南北国防相会談の開催や、軍首脳のホットライン開設も提起したが、合意に至らなかった。板門店宣言に基づき、黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)付近を平和水域に設定する問題や共同警備区域(JSA)の非武装化についても議論された。

 統一省関係者によると、米韓合同演習の中断については議題にならなかったという。

 報道文によると、軍通信線の復旧に関しては、04年6月の南北将官級軍事会談の合意を「徹底的に履行する」としている。この合意では、ワタリガニ漁最盛期の5~6月に違法操業の取り締まりから衝突に発展する事例が頻発するため、盧武鉉(ノムヒョン)政権(03~08年)の一時期、漁船情報を通報し合う通信線が開設されていた。

 韓国代表の金度均(キムドギュン)国防省対北政策官(少将)は7月までの会談再開を提案。北朝鮮代表のアン・イクサン陸軍中将は「平和水域などで前向きに協力し、次回は実践的な結果を出したい」と応じた。

最終更新:6/15(金) 5:15
毎日新聞