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コンチネンタル、タイヤ部門プレジデントのニコライ・ゼッツァー氏による「グローバル戦略&ビジョン2025」説明会

6/14(木) 22:37配信

Impress Watch

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンは6月14日、独コンチネンタル タイヤ部門 プレジデント ニコライ・ゼッツァー氏による「グローバル戦略&ビジョン2025」説明会を開催。説明会では、ゼッツァー氏がタイヤ部門の事業戦略や、オートモーティブ部門と共に取り組む自動車事故ゼロを目指す「ビジョン・ゼロ」などについて話した。

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 説明会で登壇したゼッツァー氏は、タイヤ部門とオートモーティブ部門を総合したコンチネンタルコーポレーションとしては、シャシー&セーフティ、パワートレーン、インテリア、タイヤなど部門を持つ、独ボッシュに続く世界第2位の自動車部品サプライヤーであることを紹介。

 続けて、コンチネンタルタイヤ部門では2025年に向けた長期ビジョン「ビジョン2025」を設定していることを説明。ビジョン2025においては、「世界でトップ3に入るタイヤメーカーの1つとなる」「最高の相互価値の創造と収益性をもたらす」「われわれの優れた性能とお客さまの望むソリューションを提供することで最も信頼のできるパートナーとして認められるようになる」との目標を掲げている。

 そのビジョン2025では、2001年~2010年をステージ1、2011年~2015年をステージ2としてテーマを設定しており、ステージ3となる2016年~2025年においては「世界的にバランスがとれた拠点の配置」「継続的なコスト重視のオペレーションにより利益を拡大」「技術分野で世界トップレベルとなる」「販売で世界のトップ3の1社となる」というテーマを掲げていることを紹介した。

 世界的にバランスがとれた拠点の配置への取り組みとして、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)で7カ国、Americas(アメリカ大陸)で4カ国、APAC(アジア・パシフィック)で4カ国と、2011年に15カ国17工場であったものを、2013年にロシア、2014年にアメリカで新たな生産拠点を設置。さらに2019年にはタイとアメリカで生産拠点の設置を計画しており、現在、タイ国ラヨーン県に乗用車・小型トラックタイヤを生産する新工場の建設を進め、2019年に生産開始予定であることを明かした。

 こうした生産拠点の拡大とともに、販売面への取り組みでは、2010年にAPAC(アジア・パシフィック)5%、Americas(アメリカ大陸)22%、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)74%の販売比率であったものを、2016年にAPACが10%、Americas31%、EMEA59%と販売比率を変化させるとともに、グローバルでの年間販売成長率は7%を実現させたことを報告した。

 将来的に2025年においては、乗用車と小型トラックタイヤの販売ではEMEAを半数、APACとAmericasを残りで占めるといった、生産拠点の拡大に合わせてグローバルでバランスの取れた販売比率を目指すという。

 ゼッツァー氏は「バランスのとれた生産拠点により、2025年にはアジアパシフィックとアメリカが全体の売上に貢献できるよう販売の割合を高めていくのがその狙い。アジアパシフィックは2010年に5%の販売比率であったものが、2016年には10%と成長している。バランスの取れた生産拠点とともに、市場平均の成長率よりはやい成長を目指す」との考えを示した。

 高い成長率を維持するAPACにおける取り組みとしては、各市場のニーズを理解するためリサーチに投資するとともに、各市場のニーズに合わせたAPAC地域専売品の提供が可能であることを紹介。ゼッツァー氏は「当社は安全性を重視しており、最も安全で最高なドライビング・エクスペリエンスをAPAC地域の皆さまに提供します」とコミットした。

 そして、ゼッツァー氏は、タイヤ部門とオートモーティブ部門を含めたコンチネンタルとして展開する自動車事故ゼロを目指す「ビジョン・ゼロ」を紹介。

 ゼッツァー氏は「コンチネンタルタイヤはタイヤ業界においてユニークな存在で、ブレーキペダルからタイヤまで全ての技術を有しているのは当社だけ。安全性に積極的に取り組んできたタイヤ部門とオートモーティブ部門のノウハウを1つのループで組み合わせて、将来的にこのビジョン・ゼロを実現したい」と話すとともに、「かなり長期のビジョンで、時間はかかってしまうと思うが、このビジョンを実現するテクノロジーを開発してトライバーの皆さまにお届けしたい」と、安全に対するコンチネンタルのこだわりを強調した。

Car Watch,編集部:椿山和雄

最終更新:6/14(木) 22:37
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