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上尾市長、新図書館見直し 用地には複合施設整備

6/15(金) 7:55配信

産経新聞

 上尾市の畠山稔市長は14日、6月定例市議会で昨年11月以降、工事が中断している市立新図書館の建設計画を見直す意向を表明した。JR上尾駅近くの図書館本館(上尾市上町)の本館機能を新図書館として別の場所に移転する計画だった。市は今後、新図書館建設のために取得した用地に図書館の分館機能を含む複合施設を整備する方針だ。

 畠山氏は14日の市議会の一般質問で、小林守利市議(新政クラブ)から新図書館建設事業の今後の方針について問われ、「工事再開でもなく、中止でもなく、現在の計画を見直す」と答弁した。「図書館本館を当面、本館とし、市が取得した用地はしっかりと活用する」と述べた。

 計画見直しの理由については、建設資材の価格高騰などで経費が約1億円増え、そもそも図書館本館は市中心部に配置するのが自然だとした。市民団体「上尾の図書館を考える会」の世話人代表の土屋豊子氏は畠山市長の見直し表明について「支持する。上尾市政が変わる第一歩にしてもらいたい」と評価した。

 ごみ処理施設の入札情報漏洩(ろうえい)事件で前市長が辞職したことに伴う昨年12月の出直し市長選で、交通が不便な市郊外に本館機能を備えた新図書館建設の是非が争点の一つとなった。見直しを含めた検討を選挙公約に掲げ、当選した畠山氏は今年2月に「5~6月に方向性を示したい」との考えを示していた。

最終更新:6/15(金) 7:55
産経新聞