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岸、失策にも動じず=光った低めの制球力-プロ野球・楽天

6/14(木) 22:46配信

時事通信

 1点リードの八回。楽天の岸は先頭のモヤに中前打を許し、1死後にこの回から守備に就いた三塁三好がゴロをはじく失策を犯して一、二塁とされた。「ここで追い付かれたら三好が落ち込む。一生懸命抑えよう」。決して味方は責めない。岸は集中力を一層高めた。

 続く大島を外角高めの直球で左飛に打ち取り、京田は外に沈む変化球で中飛。針の穴を通すような制球がさえた。最大のピンチを無失点で切り抜けると、その裏に打線が3点を追加。役目を十分に果たし、お立ち台で笑顔を見せた。

 相手先発は同じ33歳の吉見。岸が「個人的にすごく楽しみにしていた」という投げ合いは、緊迫した投手戦となった。「吉見もいい投球をしていたので、それに乗っかってだんだん良くなった」。球威は終盤まで落ちず、要所で得意のカーブを左右に投げ分けた。

 自身5連勝で、防御率は1.91。梨田監督は「直球、変化球どれをとっても一級品」と賛辞を惜しまない。岸は「まだまだ諦めることなく戦って、一つでも多く勝ちたい」。チームは最下位に沈むが、孤軍奮闘を続ける右腕の言葉は頼もしかった。

最終更新:6/14(木) 22:49
時事通信