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【長谷部誠・原点】とにかく負けず嫌い…PK外しても次戦で再び「俺が蹴る」

6/15(金) 10:02配信

スポーツ報知

 全国高校総体で藤枝東高のトップ下に起用された長谷部がチームを30年ぶりの決勝へと導いた。初戦の東福岡戦を3―2で辛勝すると、乗った。準々決勝・習志野戦は0―0で決着がつかず。長谷部はPK戦で一番手で蹴り外したが、仲間の活躍もあり4強入りした。

 準決勝・鹿児島実戦は0―1で後半ロスタイムへ。そこでPKを獲得すると前日にPKを外した長谷部は「俺が蹴る」と迷わずボールを持つ。土壇場で同点弾。PK戦も制し、決勝へと駒を進めた。藤枝東高時代の1学年後輩で現磐田強化部の岡田隆さん(34)は「長谷部さんはとにかく負けず嫌いでした」と話すように、ミスを自ら取り返した。決勝・市立船橋戦は0―3で敗れたが、日本中に存在感を示した。

 8月のSBS杯は静岡県選抜として出場。バレンシア(スペイン)に2―3と善戦。3位決定戦ではU―18日本代表をPK戦の末、下した。元藤枝東高監督の服部康雄氏(62)は「長谷部は日本人で一番目立っていた。当時U―17日本代表監督だった田嶋幸三(現日本協会会長)は昔からの馴染み。長谷部は早生まれ(84年1月)で代表の資格があったので試合後に推薦した」と回想。結局、9月のU―17世界選手権(現U―17W杯)には間に合わなかったが、存在感は大きくなっていた。

 16年9月、ロシアW杯アジア最終予選・UAE戦で史上6人目の代表100試合出場。日本サッカー協会全職員へ1人1人へ手書きのメッセージと記念品を渡したという。服部氏は「16年末の結婚式でも300人の参列者全員へ手書きでコメントしていた。精神的にも成長したよ」。ロシアW杯でも主将。藤枝東高の1学年後輩でJ1磐田DF大井健太郎は「ずっと代表主将なんて、ブラジル代表DFドゥンガのよう。すごすぎます」と先輩を讃える。ロシアで集大成を発揮する。(山田 豊)

最終更新:6/15(金) 10:51
スポーツ報知